名古屋市の河村市長(フルネームは河村たかし)と言えば、大村愛知県知事と
「表現の不自由展」の運営や経費負担の件で揉めて、自分の主張に無理がある
と思ったのか、自分が主体になって大村知事のリコール運動を企画したかなり
右寄りというか、事実を捻じ曲げる、いわゆる似非右翼な人間で有名です。
他人が作った反省文を読んでいるので、全く誠心もなければ誠意もない。
名古屋弁が親しみやすいと名古屋市民からは支持されている部分もありますが
「政治力」と「親しみやすさ」は天秤にかけるまでもなく政治家の実務能力に
影響してくるものですから、小汚い名古屋弁をユニークだと思うのは、勝手な
話ですが、小汚い名古屋弁で屁理屈を聞かされるのは鬱陶しいことです。
大村知事不正リコール問題では、事務局長の元維新の会の県会議員が逮捕され
捜査が継続中ですが、そもそもこの田中なる人物を高須クリニック院長の高須
克弥に紹介したのが河村たかしだと高須院長は言っていますし、大村知事への
私怨がリコール運動の原点なわけですから、河村市長は関係者ですし、自分が
持っていた別の署名活動の名簿を不正署名用に差し出したのも河村たかしだと
証言されていますから他人事ではないのは明白であり、本来であれは逮捕され
司直の調べを受けていなければならない人物です。
過去には「南京事件は無かった」と発言し、河村以前の市長が尽力した南京市
との姉妹都市提携も反故にするという独善的なネトウヨ体質の社会不適応者で
あることは河村たかしの発言を支持した人の名前を見れば、ああそういう方向
の人間だったんだねと瞬時に理解できます。
国会で118回嘘の発言をして、桜を見る会では山口県の地元の後援会を不適切
な接待で迎え入れた安倍晋三とか、男女差別発言や中国に対して扇動的な発言
をしている石原慎太郎、日本会議の広告の塔である櫻井よしこ、LBGTに対し
暴言を全開にした杉田水脈を支持、擁護した、すぎやまこういちですからね。
いわゆる類友という仲間です。気持ち悪い奴ら。
という話はともかく、この河村たかしがまた問題を起こしました。
オリンピックで優勝して金メダルを獲得した選手が、名古屋市役所を表敬訪問
して河村たかしに金メダルの報告(個人的には名古屋市民でも名古屋市からの
支援があるわけではないのですから、わざわざ訪問する必要はないと思います
けどね、それはまた別の話として…)した際に、選手から首にかけてもらった
金メダルを直接口に入れて噛むという暴挙に出ました。
選手にとっては努力の結晶である金メダルだと思いますが、そのメダルを今の
このご時世に直接、口に入れて噛むという衛生感覚、感染防止に対する市民の
思いを全く無視しているこの行為に対し全国の人からの批判が集まり、現時点
で4,000件以上の苦情が電話、FAX、Twitterで名古屋市に寄せられているとの
ことで、河村たかしは即刻辞任を選択すると思いましたが、そのような判断は
全く想定していないみたいですね。
批判を受けた後の言い訳で「最大の愛情表現だった。金メダル獲得はあこがれ
だった。迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい」とコメントしましたが
他人の大切なモノに、自分の唾液=体液を付けるのが最大の愛情表現だという
表現は痴漢が女性の着衣に自分の精液=体液をかける変態行為と全く同じこと
であり、どんな言い訳をしても許されざることです。
端的に言って、こんな変態に県庁所在都市の市長をする資格も無ければ市民に
メッセージを出すことも許されることではなく辞任だけが残されています。
「迷惑をかけているのであれば、ごめんなさい」と、「迷惑をかけているので
あれば」という前提は必要ないですし、「ごめんなさい」という非常に不適切
な軽い謝罪の言葉には本当に申し訳ないという意識は感じられません。
ネトウヨ思想で国内や海外の史実を改竄し、大日本帝国の蛮行をいまだに擁護
するような時代遅れの戦後の亡霊は政治の世界から去るべきです。
小池百合子と同じく、どうしてこんな奴を?と名古屋市民以外は思いましたよ。
トヨタ自動車の社員に対する蛮行ということで、社長名で抗議文を出している
というのは、名古屋市に対して市政を一新しなさいという意味を含んでいると
分析する人もいるほど、河村たかしに対する嫌悪感は強まっているようなので
もしかしたら、Jリーグの名古屋グランパスも豊田スタジアムがメインになる
ということになるかも知れませんね。
ちなみに、河村たかしは4月から開催された「金のしゃちほこ」特別展覧の際
にも、名古屋城の天守から金のしゃちほこを地上に降ろした際に、しゃちほこ
を素手で触ってマスクを外して、噛り付いていたらしいですね。
金色のモノを見ると噛り付きたくなる金の亡者ということなんでしょうね。
救いようのないバカ者という本性が全開になっているみたいなので、高須院長
は早めに縁切りして正解だったと思っていることでしょう。