去年の桜が咲く頃は緊急事態宣言が出ていて、お花見という雰囲気はほとんど
ありませんでしたが、今年も「打つ手がないから緊急事態を解除」という愚か
で無能な総理大臣が解除をしても飲食店の営業は自粛を続けて下さい、という
投げやりな緊急事態解除だったので、実質的には去年と同様に、飲食店苛めが
延々と続いただけということになりました。
とは言いながらも桜を見るというのは気分だけでも華やかな春を感じることが
出来るわけで、KF94マスクを着けて乗客の少ない新幹線を利用して、京都の
円山公園と二条城、そして奈良の吉野の桜を見に行きました。
今年の冬はラニーニャの影響で、例年よりも気温が低いという話があり、実際
に一昨年は皆無だった居住地での降雪が、今年は何度かありましたが、気象庁
が何度も警報を出していたような、何十年か百年以上に一度の数十センチ以上
雪が積もるようなことはなくて、桜が咲いたのも早かったですね。
毎年、入学式頃に桜が咲くような気がしていましたが、今年は三月の下旬から
桜が咲き始めて、京都に行った時には満開、吉野はもう少し満開が遅いはずで
七分咲きぐらいかと思いましたが、京都以上に咲いていて、下千本も中千本も
満開を通り越して葉桜状態になっていました。
上千本や奥千本まで行けば、まだまだ見頃だと言うような話をしている、妙齢
とか高齢のグループ（各4-10人ぐらい）がいくつか集まっていて、中千本から
上に行くバスのバス停は長蛇の列になっていましたので、桜を見るより健康が
第一ということで、歩いて下へ降りることにしました。
一応マスクはしていても関西弁で喋り続けているグループが、いくつも密集し
中にはマスクから鼻が出ている人とかもいたので、この人たちの近くで並ぶと
いうのは確実に危ないなと思いましたが、この時から二週間後に大阪の感染者
は1,200人を超えましたから、離れたのは正解だったなと思いました。
というような話をつらつらと書きたいわけではなくて、桜を見に行ったけれど
思っていたほどの満開の様子は見られなかったということで今年の桜は早々に
散ってしまったのでした。もっと咲き誇る感じが見たかったのですが、今年は
今一つ時期が合わなくて残念ではありました。
ところどころに桜の写真を差し込んで、雰囲気だけでもお伝えできればいいな
と思っています。（写真を見てどこか判る人もいるでしょうね）
夜桜は東寺の期間限定のライトアップの様子です。