乗車区間は新海雲台までの約1時間半で、チケットカウンターで切符を買う際
韓国語の発音に自信がなかったので、新海雲台をハングルに変換してスマホの
画面を見せると「シンヘウンデ」ですね、と普通に日本語で対応してもらえて
駅員さんは英語は標準、日本語も話せる人が多いことを知りました。
今まではソウルで切符を買うことが多かったので、日本語が出来る人が対応を
していると思っていましたが、外国人が利用するような駅では日本語が分かる
駅員さんは当たり前のようですから、鉄道の旅の不安はないですね。
改札は駅員が切符をチェックすることもなく誰でも自由にプラットホームまで
行くことが出来ますし、列車は基本的に指定席なので切符で指定されている席
に座っていれば検札もありませんので、切符さえ買えば誰にも気兼ねなく鉄道
の旅行が出来る国です。
韓国の鉄道は標準軌（日本の新幹線と同じ）なので、車幅が広い割に横四列の
座席配置になっているので座席はゆったりしています。
プラットホームの段差が低く、列車が到着したら三段のステップを上って乗車
するようになっていますので大きめのスーツケースを持っていると乗車の際に
荷物の上げ下ろしがちょっと大変です。
車窓の風景を見ながら、乗り過ごさないように次の停車駅のアナウンスに神経
を集中させていると呑気に寝る間もなく新海雲台に到着しました。
新海雲台の駅は韓国でももっとも有名な海水浴場のある海雲台ビーチから車で
約10分ほどの内陸部で、観光客の利用よりも周辺の高層マンションに住む人達
の通勤・通学を主な用途に作られている駅なので朝夕のラッシュ時以外の乗客
はほとんどいないのが特徴になっています。
ちょうどお昼頃に海雲台に着くように計画したので、まずはタクシーでランチ
の目的地であるケミチブ（釜山の西面に本店のあるナクチポックンの専門店）
に向かってもらいました。
ケミチブのメニューは「ナクチポックン」（タコのコチュジャン炒め）が基本
になっていて、それにエビを加えたタイプとエビとホルモンを加えた三種類の
組み合わせがあって、やっぱりそれぞれの食感と味が楽しめるエビ、ホルモン
入りを注文しました。
大量のねぎの上からタコ、エビ、ホルモンを散らし、春雨とコチュジャン主体
の調味料を加えた鍋が登場し、店の人が時々様子を見に来てくれます。
全体に火が通って真っ赤になったら出来上がり。
ご飯の上に適量をのせて、付け合わせで出てくるニラキムチと韓国海苔をのせ
ご飯と一緒に混ぜながら食べます。
辛そうな真っ赤な色になりますが実際に食べるとそんなに辛くはありません。
このランチを食べてから予約していたアークブルーホテルまで歩いて移動して
二日目のホテルにチェックインしました。
バスルームはジャグジー付きの大きな浴槽で、温水洗浄便座付き。
屋上に上がるとバーベキュー設備があり、海雲台ビーチも見られました。
夏ならばテンションの上がる景色が見られそうです。
一旦、荷物を置いて一休みしてからビーチまで歩いた話は次回にて。
2019年の最後は慶州・釜山の旅 -7
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