ロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作を発症し一時は
呼吸が止まったと報道された、女優のキャリー・フィッシャーさんですが
現在はロサンゼルス市内のUCLAメディカルセンターの集中治療室で、
家族も面会できない状態で看護を受けている状況にあるようです。
ロンドンではテレビ番組に出演したり、ハリソン・フォードの過去の不倫
を告白した回顧録のPR活動を兼ねたサイン会を行なったりして、元気に
活動していたとされ、ロンドンから出発する際にも特に問題となる健康上
のトラブルはなかったみたいですが、50歳前後の更年期を過ぎた女性は
心臓病のリスクが高まるとも言われていますし、突発的な場合はその直前
の健康状態はあまり関係ありません。
ロンドンから11時間の飛行も最終段階の着陸15分前に突然、心臓発作
を起こしたということで、いわゆるエコノミークラス症候群の原因である
血栓が小さな状態で血管内を移動しているうちに徐々に大きくなって冠状
動脈に詰まったとしたら心筋梗塞を起こす可能性はあると思います。
同じ姿勢を長く続けることによって太ももの血管に血栓ができて、それが
立ち上がった瞬間に血栓が移動して、肺に詰まるのが一般的にエコノミー
クラス症候群と呼ばれる病気の原因ですが、同じ姿勢を続けるという条件
に合えば、ファーストクラスでもビジネスクラスでも電車のグリーン車に
乗っていても発症するわけで、ファーストクラスなら大丈夫ということは
ありませんので、キャリー・フィッシャーさんもファーストクラスに搭乗
していたようですが、長時間のフライトの影響が大きいと思います。
飛行機の機内で乗り合わせた医療関係者がAEDを使ったようですが反応
がなく、空港に到着後に救急車で搬送される時も心臓マッサージが継続的
に行なわれていたようですが、病院に到着した時点ではDOA(呼吸停止
による臨死状態)だったもののER=救命救急室で呼吸が再開したために
集中治療室に移ったという話です。
まだ60歳ですし、スター・ウォーズシリーズも完結していませんからね
なんとか元の健康体になって退院して欲しいです。
<追記>
キャリー・フィッシャーさんは現地時間27日の午前8時55分に入院先の
病院で亡くなりました。とても残念です。