日本テレビ系の日曜日の番組の中で安定的な視聴率を稼いでいる「笑点」
の出演者である三遊亭円楽(元:三遊亭楽太郎)が、錦糸町のラブホテル
アライドで不倫していたという話が出た際、さすがに落語家だけに話術が
上手で、あんなにレポーターが聞き入る会見は今までになかったと内容を
絶賛していたのが日本テレビ系の「情報ライブミヤネ屋」
国会の会期中に安倍晋三をゲストとして招き、現政権に揉み手で擦り寄る
節操のない司会ぶりで、ジャーナリストとしての資質などは全く感じない
宮根誠司が褒めちぎったところで、なんの擁護にもなっていませんが女性
のベッキーが川谷絵音に騙された件については、ベッキーをさんざん批判
しておきながら、自局の看板番組に出演している男性落語家の話になると
「さすが噺家」で済ませてしまう不公平な報じ方をしながら、全く反省を
することもなく笑って済ませるというのはどういうことなのか。
どう考えても女性差別に該当すると思われますが、その点について説明も
言い訳も何もないというのはどうなんだ?と思います。
それとは別の話なんですが、同じく笑点に出演している林家木久扇のゲイ
疑惑を別の媒体が追及する準備を進めているという話です。
落語界にとって一大スキャンダルに発展するなんてことのようですが今の
世の中、LGBTが人権として認められている国が大半であることすらも
忘れてスキャンダルとして報じようという姿勢が既に腐ってますね。
もしも実際に林家木久扇がゲイであったとしても、落語家かゲイを認めた
ということがスキャンダルだというのなら、日本はLGBTの自由のない
人権後進国であることをメディアが認めたことになりますが本当にそれで
良いのでしょうか?
他人のプライバシーに土足で足を突っ込む、芸能レポーターの存在自体が
もう既に差別を増長させる原因になっていると思いますが、そんなことを
当たり前のように問題として考えられない取材者の周辺人物などが情報を
発信している現状を変えることが必要だと思っています。
男女差別、個人の性的嗜好の差別など、メディアのやっていることは差別
を一般化して被差別の対象者を増やそうとしているだけのことです。
テレビ局は少なくともベッキーに謝罪し、LGBTについても真剣に学び
不用意かつ人権問題に該当する発言がどれだけの人達に影響を及ぼすのか
本気で調査を行い。引くべきところはきちんと引いてもらいたいですね。