エイトマンの原作者(作画は桑田次郎氏)として、そしてライフワークと
して取り組んでいた幻魔大戦の作者として知られるSF作家の平井和正氏
が急性心不全のため神奈川県の病院で死亡しました。

「8マン」の漫画の原作を書いていましたが、テレビアニメ化にあたって
SF作品の脚本を書ける人が少なかったために脚本も担当して、8マンを
エイトマンと改題して放映し、鉄腕アトムと同じく人気番組でした。



幻魔大戦シリーズは、故・石ノ森章太郎氏が作画を担当して漫画にもなり
2000万部を超えるベストセラーになるなど、SF作家として星新一氏
や小松左京氏と並んで日本のSF小説の先駆者として現代のライトノベル
の作品群にも影響を与えた存在の大きな作家でした。

昭和生まれの私にとって、自分が生まれるよりも前から活躍している人は
それなりの高齢となってきていますので、新たな年が明けると共に有名な
存在の人が鬼籍に入るのも仕方ないとは思いますが、寂しいことです。

平井和正氏のご冥福をお祈りします。

幻魔大戦 全20冊合本版 (角川文庫)
平井 和正 生頼 範義


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