沢ちひろさんの詩に、元チューリップ財津和夫さんが曲を付けたヒット曲
「会いたい」で知られる沢田知可子が、作詞家の沢ちひろさんから著作権
の侵害で訴えられていることが分かりました。

同じような例は故・川内康範さんが作詞した「おふくろさん」を、歌手の
森進一が無断で詩を変えて、台詞を付け加えて歌ったとして川内さんから
歌唱禁止を通告されることになったことがあるのですから、今回の件でも
沢田知可子が「自分の持ち歌」という意識が強すぎたのが間違いの元だと
思いますし、森進一の一件を対岸の火事として受け止めていた部分があり
それが事態を大きくしたと思います。

歌詞の一部を改変してCDに収録とか、作詞家の作った詩を自分の体験談
として語ったとか、バラエティー番組で「会いたい」を「安定したい」と
変えて歌ったとか…「おふくろさん」の時の歌唱禁止の根拠となっている
同一性保持権(著作権法20条)の見解に照らし合わせれば、沢田知可子の
したことは森進一と同じように、作者に無断で同一性を保持することなく
歌ったわけですから著作権侵害は明らかでしょう。

作者の心情にもっと配慮をして、心底から謝罪をして再びあの名曲を歌う
ことが出来るようにして欲しいです。



沢田知可子は別にどうなっても構いませんが「会いたい」という歌が封印
されてしまうのは悲しいです。

財津和夫ワークス~40周年を記念して~
財津和夫

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