岐阜県と長野県にまたがる御嶽山が気象庁が24時間体制で監視している
にも関わらず、何の危険情報も発せられないまま噴火して確認されている
だけでも1人が死亡、6人が重傷、軽傷者は多数でています。

噴火に遭って命からがら下山した人達の話では、避難小屋や山小屋の中に
避難しても吹きあげられた火山弾によって、屋根にいくつもの穴が開いて
山小屋の中にまで火山灰が降り注いだようです。

建物への避難が間に合わなかった人たちは火山弾の直撃を受けたり熱風に
よって怪我をして地面に倒れていて、その上から火山灰が降り積もる状況
にあったということで、死者・重傷者はこの人達のようです。

長野地方は、夏には大雨でJRの鉄橋が流出するほどの大きな被害が出て
最近になってようやく復旧した状態ですから最悪のタイミングです。

今以上の被害が出ないことを祈ることしか出来ませんが、安全確保のため
気象庁の予知レベルの向上も早急にお願いしたいことの一つです。

地震と噴火は必ず起こる―大変動列島に住むということ (新潮選書)
巽 好幸


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