豆アジの中にクサフグが混入していたとか、シラス干しの中にフグの稚魚
が混入していたとか、一歩間違えたら命に関わるようなミスが目立つ最近
の食品販売業界ですが、今度は滋賀県内の道の駅で有毒キノコを販売する
というミスがありました。

事故を起こしたのは、滋賀県高島市朽木市場の道の駅「くつき新本陣」で
20日の午前11時40分頃から午後3時15分頃までのあいだに売れた
「山菜類」というパックの中に毒キノコの「ツキヨタケ」が入っていたと
いうことで、販売したパック数は12パックで、買ったのは9人でしたが
その中の愛知県の購入者がキノコを食べて腹痛になり、保健所に連絡した
ことでミスが発覚したものです。



ツキヨタケは暗い場所で光るためにツキヨタケと呼ばれ、猛毒があるため
死亡例もありますが致死量などはわかっていません。

シイタケに何となく似ているので間違えやすいキノコではあるものの臭い
が良くないので食べようとするとわかるらしいです。

秋の深まりと共にキノコ狩りに行く人もいると思いますが、ドクササコの
ようにとんでもないキノコもありますので、素人が判断することは絶対に
避けるようにした方が良いと思います。



ドクササコは死亡例はありませんが、手足の指先、ペニスの亀頭部分など
身体の先端部分に重度の火傷を負ったような痛みが、食後6時間程度から
遅くても一週間以内に発症し、その痛みが約一ヶ月続くもので、モルヒネ
やアスピリンなどの痛み止めは効きません。

治療法もないので約一ヶ月、なるべく先端部分を冷やすようにして痛みに
耐えなければならないという危険なキノコなので特に要注意です。

よくわかるきのこ大図鑑―場所 かさ 柄 胞子
小宮山 勝司


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