日活ロマンポルノで監督デビューして、その後はロマンポルノの代表的な
監督として活躍するとともに、一般映画の監督としても漫画を映画化した
「博多っ子純情」「嗚呼!花の応援団」などの作品を撮った、映画監督の
曾根中生さんが肺炎のため、76歳で亡くなりました。





1988年に「フライング 飛翔」という映画を発表後、映画界から唐突
に姿を消して、多額の借金があったことから、ヤクザに消されたという説
も出ていましたが三年前の湯布院映画祭でゲストとして現れて、殺された
わけではないことを証明しましたが、その後も新作を撮ることは無く最後
の作品は「フライング 飛翔」になりました。

個人的にはいわゆる不良が主役の映画は好きではないので、観ていません
が「Blow the Night 夜をぶっとばせ」という映画の評価が
もっとも高かったような記憶があります。

ロマンポルノというカテゴリーが絶えて久しいですからね、ロマンポルノ
に関係した監督や女優さんも次第に少なくなっています。

余談ですが…。
「カナダからの手紙」でデビューして清純そのものというイメージだった
畑中葉子が「後ろから前からどうぞ」というロマンポルノに出た時は相当
驚きましたが、現在でも「後ろから」「前から」と書いたTシャツを着て
東日本大震災のボランティアをしている様子を見て凄い人だなと良い意味
で驚きましたね、過去を隠さずに堂々としているのは素敵です。



曽根中生 過激にして愛嬌あり
倉田 剛


by G-Tools