昨年、乳がんのリスクが87パーセントの診断されたため、乳房の切除を
公表したアンジェリーナ・ジョリーが、今度は卵巣がんになるリスクが、
50パーセントであることと実母が乳がん、子宮がんで亡くなったことを
理由に子宮の摘出手術の準備中であることを明かしました。

「がん」になりたくないという思いがそれだけ強いということでしょうが
医師の中には切除手術自体の有効性に疑問を投げかける声があるのも事実
なわけで、結果としては本人の意思によるものでしょうが、現時点で健康
な人が臓器を摘出する是非というのは、多くの立場の人が議論をすること
が重要ではないかと思います。

アメリカでは子宮摘出手術を検討している女性たちは40歳になるまでに
手術を受けるように進めているようですが、それは女性の四人に一人が、
子宮筋腫を持っているという統計も踏まえての話でしょうから、とにかく
闇雲に手術を勧めているわけではないと思います。

晩婚化の進んだ現代社会では難しい問題なのは事実ですね。

「子宮がん」と言われたら…
瀧澤 憲


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