藤圭子さんが亡くなった後、週刊誌やワイドショーで藤圭子さんの元夫で
音楽プロデューサの宇多田照実さんに対する罵詈雑言を繰り返している、
藤圭子さんの実兄で、宇多田ヒカルさんの伯父に対して、遂に堪忍袋の緒
が切れたという感じのツイートが発表されました。

伯父と言いながら、要するに自分に対して遺産はないのか?とこの伯父が
言いたいのは世間のしがらみというか人が死んだ途端にどこからか現れる
遠い親戚とか、得体の知れない恩人とか愛人の類と一緒で、少しでも自分
におこほれはないかと周囲を徘徊するコバンザメみたいなものです。

法律上では離婚しているはずの元夫が葬儀をすることにより、藤圭子さん
が遺した遺産(実際にあるかは私の知ったことではありません)が、全て
宇多田さん側に行ってしまうとか、さもしいことを考えてワイドショーや
三流週刊誌で宇多田さんを批判しているのは誰にも理解できることですが
世の中には、こんな伯父や叔母の雑音を本気にする人がいるようです。

藤圭子さん本人から絶縁されていた兄(芸能人には必ずのように、こんな
寄生虫もどきの親族がいるのが気の毒ですね。)が、妹が亡くなったこと
をビジネスチャンスと考えて、嘘八百をを並べ立ててギャラを受け取って
いるとは…藤圭子さん本人も草葉の陰で嘆いていることでしょうね。

酒に酔って騒ぎたてているボンクラ親父よりも、その姪っ子の方が遥かに
大人で聡明でしたということなんですが、さすがに本音の部分では伯父の
言動に触れるのも嫌だという意思があるようで、「伯父について私が言及
するのはこれが最初で最後です」と、事実上の最後通牒を突きつけた格好
になっていますから、今後、くだらない記事やテレビでの発言があっても
ハゲタカ親父の小遣い稼ぎでしかないことが宣告されたようなものです。

一言で言うと、死んだ時に真っ先に現れる親戚ほど胡散臭いものはないと
いうことが今回の件でも証明されたわけですね。

芸能人でも一般人でも親戚の中にヘンなのはいるということが、現実感を
持って知ることが出来たのが一つの収穫かなと思っています。

暴走老人! (文春文庫)
藤原 智美


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