俳優で、映画監督としても「0ゼロからの風」「種まく旅人」などの作品
の演出をしてきた塩屋俊さんが、急性大動脈解離のため舞台公演のために
滞在中だった仙台市の病院で死去しました、56歳でした。



1980年に俳優としてデビューし、映画「釣りバカ日誌9」などに出演
監督を務めた「0ゼロからの風」は、元キャンディーズの田中好子さんの
遺作ということになります。



東日本大震災時に、福島県相馬市の医療現場で勤務していた医療従事者を
描いた演劇「HIKOBAE」の公演のため、仙台市の会場楽屋で倒れた
ため、病院に緊急搬送されましたが、そのまま亡くなったようです。

映画製作会社のウィル・ドゥ、俳優を養成するアクターズクリニックなど
を設立して俳優の育成にも努め、受講生の延べ数は9000人を超えると
塩屋氏ご本人のプロフィールに書かれています。

あまりドラマの主役として目立つ俳優ではありませんでしたが後進の育成
映画監督や舞台の演出など幅広く活躍されていたこともあり、訃報を見て
すぐに顔が浮かんだ俳優さんでした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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