守門軍が光化門の前に配置されると、ほら貝が吹き鳴らされて交代式が始まり
笛、太鼓などを演奏しながら音楽隊が入場してきました。
続いて交代守門軍が入場してきて、先に所定の位置で門を守っていた守門軍と
交代守門軍が向き合い、交代の合図を待っています。
再び太鼓の音が鳴り響き、ほら貝が吹き鳴らされて、それぞれの役割を持った
守門軍の兵士と交代守門軍の兵士が入れ替わり、衛兵の交代が完了したことを
見届けた後で、守門将が交代をして交代式が終わりました。
暗号が記された手札を見せ合って本当の守門将なのかの身分を確認し合う場面
もあるのですが場所が遠すぎてよくわかりませんでした。
さすがに伝統衣装とは言っても実物ではありませんから、重厚感は今一つでは
あるものの所作の一つ一つに凛々しさを感じる行列が見られて良かったです。
交代式の後では守門軍の兵士達との写真タイムなどもあって、チマチョゴリで
着飾った観光客の女性たちが写真を撮っていました。
景福宮は年中無休ではなく、火曜日は休業日ですのでご注意ください。
後、交代式は雨天、酷暑、極寒時は中止になります。
トリップアドバイザーのコメントで、日本の寺社仏閣のような歴史のある建物
ではないので安っぽいと書いている人がいましたが、どうしてそのようなこと
になったのかを理解しなければ恥をかくだけですので、理由も分からないのに
安直に日本と比較するような愚かなことはしない方が良いと思いました。
建物が焼失した原因は日本人の侵略であることを忘れてはいけません。
根本的な原因は、教科書から都合の悪い事実を消そうとしている自民党の歴史
修正主義者たちの暗躍なんですが、世界に恥をばら撒く原因になっているのが
皮肉と言えば皮肉ですね。
ということで、まだソウルには未練たっぷりでしたが帰りの飛行機に乗れない
なんてことになってはどうしようもないですから、明洞まではタクシーで戻り
朝昼兼用でご飯を食べて空港へと向かうことにしたのでした。
ソウルへの旅・9月編-10
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