日大のアメリカンフットボール選手が故意に対戦相手に不要なタックルを
して怪我を負わせた事件の黒幕は日大の常務理事でもあった内田正人監督
とその子飼いのコーチだったことを大学側が認めて、大きな問題になった
のは5月のことでした。
その後、アマチュアボクシングの組織である日本ボクシング連盟の会長が
独断で永久会長を名乗り、グローブなどの備品の公認料など不必要な集金
を独占的に行い、その振込先を会長の親族の口座にするなど私物化を進め
補助金についてもボクシング選手の育成や強化などに使われた形跡や証拠
がほとんどない、という杜撰な状態であったことが内部告発から発覚して
会長の辞任(本人は顧問になったつもりでいるようですが)に至りました
が、元会長側は相変わらず関与を続けるつもりで、現WBAミドル級王者
の村田諒太選手のスキャンダルを暴露するなどと言っているようですね。
スキャンダルがどうとか以前に、ボクシング連盟側が今までの横領などに
ついて被害届を出して、逮捕されるように仕向ければ良いのに、チンピラ
のように後で痛い目に遭うぞと脅されて沈黙しているという体たらくでは
完全なる浄化は無理だと思います。
反社会勢力との交際を自慢げに話すような会長をいつまでも擁護し続ける
日本ボクシング連盟の役員も直接的、間接的な関与の度合いが違うだけで
やっていることは大差なく、助成金の流用などにも見て見ぬふりで通して
きたわけですから、役員全員を解職させるべきでしょう。
日本ボクシング連盟は解散させて、不正蓄財分も全て回収をした上で日本
ボクシングコミッションがプロ・アマの上部統括組織として運営をすると
いう形にした方が良いと思います。
他にも水泳連盟の選手選考の揉め事とか、女子レスリングのパワハラ問題
とか日本のアマチュアスポーツ界は問題山積状態なんですが、新たに今度
は日本体操協会のパワハラと独裁体制による歪みが表面化しました。
坂原千恵子強化部長とか、塚原光男副会長とか選手の時には、鉄棒の塚原
なんて呼ばれて月面宙返りとか花形選手でしたが、競技団体の幹部として
長年甘い汁を吸っていると真摯な態度とか若手の育成を真剣に考えるとか
そんなことはなくなって、現役選手を非難するようになるわけですよ。
はっきり言って老害でしかないスポーツ団体の幹部は全部切るべきです。
定年は最高でも65歳までが上限、それ以上になると人間的な魅力とかは
関係なく「長老」というよりは「権力の亡者」になって、選手を断罪して
自分自身が責任を取らないという逆転現象が起きているのですから、幹部
ではなく患部になっているのが実際のところです。
感性も技術も身体能力も、くそ爺、くそ婆よりも優れている若手選手達が
嫉妬と、かび臭い根性論と金儲け第一(自分のですよ)の老害幹部たちに
潰されている状況の中で東京でオリンピックを開催しようとする政治家や
経営者たちもまた、クズ共の集まりだと断言してしまいます。
とにかく塚原夫婦は日本体操協会から身を退くべきですが、妄想老人状態
で暴走していますから辞任はないでしょう。
社会の要請として日本体操協会の内部から解任させるべきですよ。
どうせ今までもなにも貢献してこなかった昔の名前で出いますの人たちな
わけですから居なくなってもなにも困ることはありません。
スポーツ庁を作った以上は、競技団体の幹部の適性や何十年も変わらずに
上級職を続けていることによる気の緩み、個人の好き嫌いで選手の選考を
する越権行為などを監視して行くのが行政府の仕事だと思いますけどね。
安倍晋三なんて馬鹿だから何もわかっていないだろうな…。
過去の栄光をひけらかす年寄りたちに食い物にされて目標を見失っている
若いアスリートが不憫でなりません。