元ＥＬＰのキース・エマーソンが自殺

英国のプログレッシブ・ロックバンドの「ＥＬＰ＝エマーソン・レイク・
アンド・パーマー」で、キーボード、シンセサイザーを担当し、一時期は
日本のＫＯＲＧの広告にも起用されていた、キース・エマーソンが自宅で
頭部を銃で撃った自殺と思われる遺体で発見されました。



１９７０年代以降の「イエス」「ピンクフロイド」「キングクリムゾン」
「ジェネシス」と共に「ＥＬＰ」が主にプログレッシブ・ロックと呼ばれ
キーボーディストとしては、亡くなったキース・エマーソンと元イエスの
リック・ウェイクマンが知られた存在だったと私は思っています。

エマーソン・レイク・アンド・パーマーというバンド名はメンバーの名前
をそのまま繋いだだけのシンプルなもので、ベースのグレッグ・レイクと
ドラムスのカール・パーマーの三人でした。



グレッグ・レイクは、ＡＳＩＡの初来日コンサートの直前に突然脱退した
ジョン・ウェットンの代替えとして来日し、その後、ジョン・ウェットン
が復帰したことでＡＳＩＡを脱退し、カール・パーマーはＡＳＩＡで今も
活動を続けています。



ＥＬＰとして私が記憶しているのは「展覧会の絵」ぐらいなんですが長い
演奏時間など、いかにもプログレロックという感じのグループでした。



イエスのクリス・スクワイヤが病死して、ピンク・フロイドも初期からの
メンバーが何人か亡くなって、一つの時代の終わりを感じますが、今回は
自ら命を絶ったというのがとても残念なことです。

元フォークルの加藤和彦さんの遺書が公開された時「世の中が音楽を必要
としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより消えて
しまいたい」と書かれていたことがありましたが、７１歳になったキース
・エマーソンも同じような心境だったのかなと思ったりします。

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