芸能人が離婚をすると相変わらず一部の芸能情報サイトやスポーツ新聞で
大きく取り上げられるという流れは変わりません。



離婚に関係する報道の取り扱い方は時代の流れに関係なく、離婚をしたら
この世の終わりとか人生の終わりみたいな書き方をされていますが、実際
りところ、離婚は確実に家庭の崩壊に繋がるものではないでしょう。

放蕩旦那の金遣いが荒いとか、家庭を顧みないで浮気相手のところへ走る
とか、そんな行動をする夫が家にいたり、子どもの養育を完全に放棄して
遊び歩いていたりする妻が、都合のいい時だけは妻でいるという方が余程
家庭への悪影響は大きいと思いますし、一昔も前の目線で考えるから、妻
は夫に従うものとか、夫は妻をかばうものなんて基準になっちゃうもので
家庭内のバランスなんて全て夫が重いわけでもないと思います。

確かに金銭的理由とか世間体等の理由で、愛も情も冷め切っている二人が
ただ書類上だけで夫婦を続けているという場合も確かにありますが、ある
意味こちらの方が不純だと考えますがどうなんでしょう。

感性とか意見が合わないとか、価値観の違いが大きくなってきたのならば
きれいサッパリと別れてしまう決断力は重要だと思いますし、それ以降に
続いていく人生を前向きに生きていくには、それが必要だと思います。

結婚生活が順調なのは人生の勝者、離婚(結婚生活の失敗)は人生の敗者
というのが相変わらずマスコミの論調では目立ちますが、そんなカビ臭い
ことを言っているから失敗を恐れて若い人が結婚したがらないという見方
も出来なくはないのではないでしょうかね。

夫婦別姓を選択したいという人が増え、一緒のお墓には入りたくない人や
さらにはお墓自体を必要としていない人など「家制度」に否定的な人達が
増えている中で、夫が働き妻が家庭という価値観を基準にした勝ち組とか
セレブなんて言葉を本人たちが受け入れているのか?

もう少しよ~く考えてみよう、なんてことは考えないのかな?

離婚してもいいですか? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
野原 広子


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