藤田まことさん主演の「必殺」シリーズが、藤田まことさんの死によって
単なる時代劇になってしまってからかなりの歳月が経ちます。



ジャニーズの東山紀之に主役が変わったということは確かに大きな変化で
あることには違いありませんが、脚本・演出・照明などが引き立てあった
総合芸術の域にまで達していたのが「必殺」シリーズだと思っているので
その中心人物であったプロデューサーの山内久司さんが亡くなったことで
完全に「必殺」シリーズは終わったという感じがします。



高倉健さんや菅原文太さんなど、昭和の日本映画史を作ってきた大スター
が亡くなったことで映画界は大きな支柱を失ったという話がいろいろな方
の発言でありましたが、同じようにプロデューサーや演出家の死亡記事を
見ると何とも言えない寂しい気持ちになります。

一つの大きな潮流を作った有能なプロデューサーの逝去によって時代劇は
転機を迎えたと感じていますが、そんなことはないのでしょうか。

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