大阪府泉佐野市の市長が犬のふん放置対策のために、飼い主に対して犬税(仮称)を課すことを検討していましたが、税の徴収のための経費が税収
を上回るという無意味なことになる試算が出たことで中止になりました。

元々、市議会では満場一致で否決されている案件であり、そもそも他人の
飼い犬の糞を処理するための費用を、マナーを守っている一般の飼い主に
税金として負担させようというのは明らかな責任のすり替えであり、正規
の登録をしている人が税金を徴収され、狂犬病の予防接種も打たせること
なく登録もしていない人が税負担を免れるなんてどう見ても不公平であり
モラルの低い人が得をするというあってはならないケースです。

試算では5000頭の飼い主から2000円を徴収して、1,000万円
の税収を確保する考えのようですが、実際に飼われている犬の数は未登録
も含めて8900頭ですから、登録していない人は税金は払わず、街中で
糞を放置しない保証もありませんし、徴税に必要な経費は1600万円が
見込まれていますから、税金を徴収するごとに600万円の赤字になると
いう全く非効率な課税ですから賛成する人がいるわけがないです。

泉佐野市の市長は市の命名権を売ろうとして失敗したり、はだしのゲンを
個人的思想によって有害図書扱いにした前科のある、民主主義の基本さえ
知らない人間ですから、税金の適切な徴収という部分についても助役など
が教育することが必要なように思います。

しゃべってみなはれ大阪弁
全国方言研究会


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