二年前にアニメ映画化されて、当初は上映館が少なく作品の質は良くても
それが商業的成功には結びつかないと見られていた「この世界の片隅に」
でしたが、戦時中の呉に嫁いだ主人公すずの声を能年玲奈が演じ、戦争が
庶民の生活に暗い影を落としていく中でも、たくましく生きていく様子を
描いた内容に惹かれた人たちが映画館に足を運んだことで、上映館が増え
観客動員数が増えると共に評価も高まって多くの賞を受賞しました。



呉をテーマにした能年玲奈の写真集も発売されて、悪徳事務所から独立後
テレビ関係の仕事から疎外されていた能年玲奈の声を聴きたい人が映画を
観に行ったことも映画がヒットした要因の一つだと思います。