個人的には、ＡＫＢグループとジャニーズ事務所、ＥＸＩＬＥグループの
忘年会だと昨年のブログ記事で書いたとおりの見方をしていたので、実際
に見たわけでもありませんが、前半の平均視聴率が３４．８％で、後半が
３９．２％と前後半の両方とも４０％未満の低視聴率になったのは視聴率
を公表し始めてからの最低ということになるようです。
見所のない紅白、見せ場のない紅白、ヒット曲のない紅白とネガティブな
情報は目一杯ありましたが、３０年以上も活動をしてきて初出場になった
レベッカとか話題にはなりましたが、今まで選出されなかったのが不思議
というか、ＮＨＫの選考基準の不透明さがより際立つメンバーが勢ぞろい
しても魅力的な番組だとは思えません。
和田アキ子とか、細川たかしとか、ベテランと形容される人たちも事実上
ヒット曲があるわけでもなく、来年の地方興行の仕事が無くならないこと
に配慮した救済措置のようにしか思えません。
レコード大賞とか有線大賞とかが、無意味な言葉を繰り返すだけの念仏の
ような歌が選ばれて、そのグループのファンと言われる人以外は全く評価
していないような感じですから、音楽賞自体にも権威も興味もないわけで
紅白歌合戦が盛り上がるわけもありません。
番組の最後が次代のジャニーズ事務所の社長と言われる近藤真彦で、遥か
数十年前の歌を歌っているようでは、そりゃ視聴率なんて取れませんよ。
朝のテレビ小説で次回まで視聴者を繋ぎ止める演出の仕方はとても秀逸と
思いますが、音楽番組については民放もＮＨＫもどうしようもなく下手で
１９７０年代後半頃から放送していた、コンサートの映像をそのまま放送
する、ヤングミュージックショーを復活した方が余程ウケると思います。
もう紅白歌合戦は使命を終えたと思います。