世界の安全なLCC(ローコストキャリア) 2025年版 [トラベル]
機内清掃が完了するまで搭乗客を案内してはいけないという規定に違反したとか
軽微な規則違反はあったものの重大なインシデントに繋がるような整備の手抜き
などは見つからなかったという発表がありました。

普通に考えれば、一度事故を起こしたら膨大な賠償金が発生し、イメージダウン
によって利用者が激減するのは明らかであり、会社存亡の危機になるので大きな
リスクを覚悟しなければならないような整備不良や耐用期間を過ぎた部品の使用
などはしないのが当たり前なので、そういう結果になるのは当然です。
ただ、経済的な理由や政治的な理由で部品の調達が困難だとして、3機所有する
機材の中で1機は部品取り用として使っている国があるのも事実なので、世界の
どの国の航空便も安全基準が守られているとは思っていません。
少なくとも安全性を評価されている航空会社を選ぶようにしたいとは思います。
20年位前まではいわゆるFSCと呼ばれるフルサービス、またはレガシーキャリア
とかメジャーエアライン、メガキャリアとも呼ばれる航空会社の中から安全性と
経済性を考えて選別していましたが、今ではLCC=ローコストキャリアが経済性
では確実にお得なので、FSCから選ぶのではなく、FSCかLCC、さらにはLCCの
中から選んで乗る人も増えています。(個人旅行ならLCCで充分です)
LCCの需要の高まりとともに、LCCの安全性について興味を持つというか生命を
預けるわけですから、より安全性の高い航空会社を選びたいという顧客の要望が
高まっているので格付け会社もLCCの安全性を評価するようになっています。
前置きが長くなりましたが、2025年に最も安全なLCCに選ばれたのは就航以来
事故を起こしたことのない香港エクスプレス航空でした。
中部国際空港からも飛んでいるので香港までブルース・リーの銅像を見に行くと
いう目的を達成するために利用することを考えはしたものの現時点で実現はして
いません。中部国際空港の第二ターミナルの不便さを考えると、それだけで躊躇
してしまうほど、第二ターミナルを利用したくないのです。
個人的な理由なので、安全性が評価された香港エクスプレス航空を利用して香港
まで行く人に考え直せと言うつもりはありません。
2位はジェットスターグループで、日本だとジェットスタージャパンですね。
以前、札幌から帰る時にボーディングブリッジも外されて、誘導路から滑走路へ
移動する段階で、ブレーキシステムの警告が出ているという理由で出発が中止に
なったことがありました。最終便だったので遅れて飛んでもらっても名鉄電車が
走っていない時間に着いてしまうので、欠航になった方が良かったぐらいです。
翌日の朝便に振り替えてもらって、機材故障が理由なので千歳駅の近くのホテル
も用意してくれたのでLCCでも、機材に問題がある場合は迅速に対応してくれて
そういう部分も含めて警告が出たら欠航にする会社は安心できると評価します。
主脚のブレーキの効きが悪くても、中部国際空港は約4000メートルの滑走路に
着陸するので、なんとかなるという考えで不調を隠蔽して飛ぶことも出来たはず
なので、隠蔽することなく安全に対する意識が高いことがわかったので、2位の
評価には納得します。
3位:ライアンエア
4位:イージージェット
5位:フロンティア航空
格安航空会社を代表するような三社が3-5位まで並びました。
ライアンエアはコストダウンのために、あらゆるサービスをカットしていること
で有名な会社なんですが安全性にも気遣いはしているようですね。
6位:エアアジア
日本でもエアアジア・ジャパンという会社が二回も設立されましたが、二回とも
寂しく撤退しているのが残念な感じですが、エアアジアというブランドを借りて
実際に運営していたのは日本の会社ですからね、ビジネスパートナーを見る目が
今一つ不足していたとも言えそうです。
エアアジアグループは、事故歴はあるものの運航便数が多いので分子の割に分母
が多いと割合が減るという見方をすれば安全面では評価は上がりそうです。
個人的には海外に行く時にはエアアジアグループは避けるようにしています。
7位:ウィズ・エア
8位:ベトジェットエア
べトジェットエアは8位と高く評価されている比較的新しい航空会社です。
機内で水着ショーを開催していたりしたのでセクシーだと有名でしたがベトナム
の女性の地位向上によって、そういうイベントは無くなりました。
ベトナムからの特定技能外国人や技能実習生の日本への入国が多いこともあって
日本路線は充実していますし、現在までに大きな事故は起こしていないので安全
な航空会社で、利用率も高いLCCです。
9位:サウスウエスト航空
サウスウエスト航空は全席自由席ということで先着順で席が決まるという時点で
個人的には利用対象外です。
良い面でも悪い面でもいろいろな話題を提供している会社ではありますね。
10位:ボラリス
11位:フライドバイ
12位:ノルウェー・エアシャトル
13位:ブエリング航空
14位:ジェット2
15位:サン・カントリー航空
16位:ウエストジェット航空
17位:ジェットブルー航空
18位:エア・アラビア
19位:インディゴ
20位:ユーロウィングス
21位:アレジアント航空
この辺りの航空会社は簡潔に言うと興味がないので、どこの国の航空会社なのか
もわからないところが多々あります。
もしも、LCC以外は使わないという条件でどこかに行くことがあれば、その時に
調べるかも知れない航空会社です。
22位:セブパシフィック航空
フィリピンによく渡航する人やフィリピン国籍の人に人気のある航空会社です。
マニラからの国内線も充実しているので、セブやボラカイなどリゾート路線にも
多くの便数を飛ばしています。
23位:ZIPAIR Tokyo
ソウルまで1往復利用しました。日本航空系です。
B787-8を使用していますが、機内エンタメシステムはありません。
時々、セールをするので情報をチェックしていると安く乗ることが出来ます。
24位:スカイ・エアライン
25位:エア・バルティック
LCCで利用頻度が高いのはジンエアーとエアプサンなので、あまりLCCの格付け
には関係ないというか、親会社の安全性を考えて子会社のLCCを利用するという
スタンスなので個人的にはLCCの安全性にはあまり関心はありません。
でも、25位までには入っていませんがピーチアビエーションやタイガーエア台湾
などの利用者は多いみたいなので、LCCの安全格付けは今後ますます精度の向上
とエリア別の順位などが発表されることを期待する人は多いと思います。
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