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密造酒で100人以上が死亡する国 [海外の話題]

インドで最大の問題になっているのは女性に対する性暴力で、インド在住の女性
のみならず、海外から観光目的で入国している女性(日本人も含む)や、夫婦で
移動している時に襲われて夫の目の前で暴行されるなんて事件が絶えることなく
続いていて、女性の旅行先としてインドは絶対にお勧めできません。



この話を続けると今回の本題とずれてしまうので、深入りはしませんが例え夫婦
であってもインドへの旅行は止めるべきですという点は強調しておきます。


インドで度々起きている事件として密造酒による死亡事故があります。
政府は本気で問題だと思っていないんじゃないのかと思うぐらい、数年に一度と
いう頻度ではなく一年に数回の頻度で死者100人以上、重軽症者200人レベルの
割合で、自家製の酒を飲んでの事故が起きています。



日本においても大東亜戦争(太平洋戦争)の終戦直後の酒が調達できないために
工業用のアルコールを飲んで、失明した人や死亡した人がたくさん出たという話
を聞いたことがありますが、今では国際的にもトップレベルのIT大国に成長して
いるインドで、そのようなことがあるのは、かなり違和感があるとも感じますが
生まれながらに人に格差をつけるカースト制度(表向きは廃止されています)が
色濃く残っている国なので、密造酒が無くならないとも言えそうです。

安価で劣悪な品質の密造酒で多数の人が死亡するというケースが、インド国内で
起きているとは言っても、最先端のITを駆使する人達が密造酒を飲むわけはなく
密造酒を飲んで命を落とす人達の間には、大きな生活格差、知識格差があるため
工業用アルコールを飲んだら危険だという認識がないようです。

現在の日本においては、生活が困窮しているために酒を買うことが出来ないので
安価な工業用アルコールを薬局で買って買って飲むという人はいません。

今の時代でも中学や高校の理科の実験でアルコールランプを使っているかは不明
ですが、学校の授業の中で工業用アルコールを飲むというような場面を想定する
ということはないと思うので、どのようなアルコールを飲んだら命に関わる危険
なことになるのかという授業はしていないと思いますが、普通に考えて実験用の
アルコールを飲もうと考える中学生はいないはずだと考えると、日本で密造酒を
飲んで命を落とす人はいないのが当たり前です。

基本的な知識として、アルコールには二種類あって、安価で取引される工業用の
アルコールはメチルアルコール(文字通り目が散ると言われている危険な作用の
出るアルコール)と、醸造用として酒や味醂、醤油の中にも混ぜられているのは
食品工業用のアルコールであるエチルアルコールであることを覚えておく必要が
あるかと思います。(一般向けとしては販売されません。)



エチルアルコールは食品に使用可能なのに対して、メチルアルコールは死亡事故
の原因になる理由ですが、胃から吸収された毒物は基本的に肝臓で化学分解され
無毒化されますが、メチルアルコールの場合だとホルムアルデヒドという物質に
変わるため有毒物質のホルマリンが体内で作られてしまうので死に至ります。

エチルアルコールの場合は、アセトアルデヒド(アセトン)になるために特有の
アセトン臭と呼ばれる臭いを発する物質になり、これが悪酔いの原因です。

悪酔い状態の時には水を飲んでアセトンの濃度を薄めることで、脱水状態になる
ことをある程度は防ぐことが出来るかと思います。
最終的にはアセトンは酢酸(酢)に分解されて水と空気になります。

アルコールの摂り過ぎによる急性アルコール中毒は、アセトンに分解することが
間に合わずアルコールによって昏睡状態が起きるものです。
当然、生命の危険があるので許容量以上のアルコールを飲まないことですが昔は
アルコールを飲まない人、飲めない人に強要して死亡事故もありました。

最近は忘年会とか新年会も下火になってはいますが、それでも下心を持つバカな
男が女性に酒を飲ませて、不同意性交に持ち込む例は後を絶ちません。
男である自分が言うのもなんですが、必要以上に酒を飲ませようとする男に正常
な感性などありません、全てエロボケのなせる業だと思って逃げることです。
酒の上での失敗で済まされては冗談ではありません。

最初と最後では話の内容が変わったような気がしないでもありませんが、密造酒
も怖いけれど、普通に販売されているお酒も不埒な目的を持った人に持たせると
怖い存在なので注意が必要ですよというお話でした。

飲酒の機会が増える時期です、エロ事師と飲酒運転の車に気を付けましょう。


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