F1-GP 2024 第23戦 カタールGP 決勝 [モータースポーツ]
先々週の12月1日に開催されたカタールGPの話です。
後半戦になって苦戦しながらも、マックス・フェルスタッペンの4連覇が決まり
コンストラクターズチャンピオンの行方がどこのチームに決まるのか、という点
だけに興味が絞られてきたF1グランプリですが、実際のところはどこのチームが
世界一になろうが、チームの財政に影響が出るだけで、一般のファンにとっては
ドライバーズチャンピオンほどの興味はないように思います。
どちらかと言えば、セルジオ・ペレスは本当に今年限りで契約が打ち切りになり
マックス・フェルスタッペンのチームメイトが変わることになるのだろうかとか
今年でシートを失う周冠宇はどこかのチームで、リザーブドライバー契約をして
再来年の捲土重来に備えるのだろうか?とか、そっちの方が気になるのでは?と
思いますが、どうなんでしょうね。
今回は、予選ではマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録しましたが
ジョージ・ラッセルの妨害をしたとして1グリッド降格になってしまったために
ポールポジションはジョージ・ラッセルでした。
マックス・フェルスタッペンはジョージ・ラッセルに嵌められたとして激怒して
ジョージ・ラッセルは表面上は紳士面しているけれど、裏側では底意地の悪さが
前面に出ている、もう顔も見たくないと発言していますが、個人的には以前から
ジョージ・ラッセルは嫌いなので、やっぱりそういう人なんだなと思いました。
いろいろな場面で、そういう感じが今までも見えていたように感じていました。
という話はレース自体とは関係ないので、この辺にしてレースの話です。
ポールポジションは譲ったものの、決勝レースのスタートで主導権を握ったのは
マックス・フェルスタッペンで、全く危なげのない展開で優勝しました。
この優勝で今シーズン9勝目、ワールドチャンピオンに自ら花を添えました。
マックス・フェルスタッペンに波乱はありませんでしたが、開始早々から三台が
絡むクラッシュが発生し、原因を作ったニコ・ヒュルケンベルグはレースを継続
しましたが、巻き込まれたエステバン・オコンとフランコ・コラピントが揃って
コースアウトしてリタイアということになりました。
デビュー直後は評価の高かったフランコ・コラピントですが、今回のように事故
に巻き込まれるだけでなく、毎レースでマシンを壊していることから各チームの
評価は下降線をたどっている感じで、セルジオ・ペレスが契約を破棄された場合
RBからの昇格ではなく、フランコ・コラピントをマックス・フェルスタッペンの
隣に立たせるというプランも検討されていたみたいですが、そういう話は消えた
みたいな感じですね。今のレベルだと解雇されたローガン・サージェントと大差
ない頻度でマシンを壊しているように見えます。
その後、ニコ・ヒュルケンベルグは単独でスピンしてグラベルに突っ込んで終了
セルジオ・ペレスは今一つ理由がわからないんですが、コース上でスピンをして
エンジンが制御不能になったという理由でリタイアしました。
上位陣が崩れたことで、RBの二人は後半戦からソフトタイヤに履き替えて上位
に迫ろうという作戦に出ましたが、一発勝負の賭けは不発になり角田裕毅は13着
リアム・ローソンは14位になってポイントの加算は出来ませんでした。
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
6.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
8.周冠宇(ザウバー)
9.ケビン・マグヌッセン(ハース)
10.ランド・ノリス(マクラーレン)
11.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
12.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
13.角田裕毅(RB)
14.リアム・ローソン(RB)
15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
DNF.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
DNF.セルジオ・ペレス(レッドブル)
DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
DNF.フランコ・コラピント(ウィリアムズ)
今回のサプライズはザウバーの周冠宇が8位で入賞したことです。
25戦まで周冠宇とバリテリボッタスの二人が揃っていても、ノーポイントだった
ザウバーでしたが、これで2024年シーズンの0ポイントのチームは皆無です。
とは言うものの周冠宇はザウバーとの契約は今年限りなので、来年はレギュラー
シートで参戦することは出来ないことが確定しています。
リザーブドライバーとしてフェラーリと契約するという噂があるので、来年以降
中国のスポンサーを一層増やしてどこかからF1に戻ってくるかもしれません。
コンストラクターズは、現在マクラーレンが640ポイントで最上位ですが、次戦
でフェラーリの二人が1-2フィニッシュをした場合は、43ポイントが加算される
ため663ポイントになりますが、マクラーレンの2人が3-4位ならば27ポイント
が加算されて667ポイント、3-5位であれば665ポイントで首位は守れます。
が、3‐6位であれば23ポイント加算で同ポイントになり優勝回数が多い方が勝者
になるルールだったような気がします。
現時点でフェラーリが5回、マクラーレンも5回なのでどうなるのかな?
4-5位なら18ポイント加算なのでフェラーリの優勝が決まります。
どちらにしてもレッドブルはセルジオ・ペレスが大きく落ち込んでいるので無理
マクラーレンとフェラーリについては接戦と言えば接戦なので、興味のある人は
多いかも知れませんね。前言を撤回しないといけないかも知れません。
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