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24年・秋のソウル旅 -5 [トラベル]

華西駅から線路の下を通る地下道を通って約7分程歩くとスターフィールドです
釜山にアジアで一番大きいデパートを作った新世界グループからしたら、格別に
大きいという規模ではないかも知れませんが、大規模なモールです。
日本の百貨店が斜陽産業になって久しいですが、新世界とロッテの財閥系百貨店
は衰退という感じは全く感じないのが凄いと思います。

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これが4階(図書館のグランドフロア)です。

スターフィールド訪問の目的である図書館へと、エスカレーターを上りました。
図書館がオープンした時には身動きが出来ないほどだったようですが、さすがに
1年以上経っていますから、そこまでの混雑はありませんでした。


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図書館とは言いながらも、手に取って読むことの出来る本以外もあります。
5階から7階までの本を読むのはスパイダーマン以外は無理でしょう。

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6階まで上がってみました。
天井から光が降り注いでいて、言葉が出ない光景でした。

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地球がチーズにまみれたミートボールのようになっていました。

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こういう図書館(自由に本を読めるスペースなので、当然、利益にはならない)
を作ろうという発想は、一般の経営者だったらなかなか出てこないと思います。
図書館の名前は「ピョルマダン(星の庭)図書館」で、館内には数多くのベンチ
座れる階段、充電用コンセントが設置された机と椅子が用意されています。

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最近は文庫本も高くなっているので、なかなか新刊を買うことも出来ませんから
家が近くにあったら毎日通うだろうなと思ってしまう図書館でした。
日本の利益第一の狭量な経営者では絶対に実現できないでしょうけどね。

ショッピングモールですから、店内には数多くのショップがあるのでそれぞれは
無理だとしても興味深いお店は見てみたい気はしましたが、水原に来たからには
世界遺産の水原華城を見ないわけには行きませんということで、タクシーを呼び
水原華城の入口まで連れて行ってもらいました。

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案内所のところからは土曜日は入れないということで、華城行宮まで歩いて移動
して新豊楼のところまで行くと、なにかイベントの準備をしていました。

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華城行宮は、朝鮮王朝の第22代王・正祖が父親の墓参りをする際に、お休み処と
して作られた副宮で、水原に父親の墓所として水原華城を築城した際に、その東
に華城行宮は建てられたとされ、今でも伝統行事の模擬体験など実施されている
ということなので、そういう関係の実演だったと思います。

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正祖の父、思悼世子は官吏の企てによって謀反の首謀者とされ、父親の英祖から
自害を要求されたものの、その命令に背いたため米櫃の中に閉じ込められ、食事
も水も許されなかったために6日後(8日後の説もあり)に飢え死に、粗末な墓
に納められましたが、英祖の死後、王座に就いた正祖は父の無念を晴らすために
風水の結果に基づいて、水原に父の墓所を移すとともに城郭を築き、周辺住民を
転居させて、後々の遷都を考えたらしいですが、それ以前に正祖本人が死去した
ために願いを叶えることは出来なかったという歴史があるのが水原です。

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イベントが終わった後の様子です。お客さんが多かったです。

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お疲れさま~


これはドラマではなく「映画」の予告編です。

ドラマは見ていませんが、この正祖をモデルにした作品が「イ・サン」です。
水原華城の話は、またあとから出てきます。


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溺愛猫的女人

ものすごい規模の図書館ですね。行ってみたいです!
by 溺愛猫的女人 (2024-12-04 11:03) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:

実際に見ると壮観です。
コンセントもWi-fiもあって、ゆったり座れる椅子もあるので居心地も
とても良いですよ。

あそこならまた行きたいので、ご案内したいぐらいです。
by suzuran (2024-12-04 23:56) 

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