ダニエル・リカルドはF1引退? [モータースポーツ]
レッドブル以外と契約することが解禁)に従って、シンガポールGP終了後には
RBのF1ドライバーとしての契約が成立したということで、リアム・ローソンは
正式に角田裕毅のチーム・メイトになりました。
正確には2024年に6回以上のレースに出走するという契約のようで、2025年の
契約は確定しておらず、原則時には2024年の残りレースについてRBから出走と
いうことになっているようで、2024年のレースの結果によって、2025年もRB
で走ることになるのか、セルジオ・ペレスの2024年の結果次第では、2025年の
契約は履行されず、角田裕毅かリアム・ローソンがレッドブルで2025年を戦う
という選択肢を残すためだと推測されています。
もう一つのレッドブル側の選択肢としては、2024年のリアム・ローソンの戦い
が角田裕毅と差がありすぎる場合(2023年のダニエル・リカルドの代役時より
パフォーマンスが落ちている場合)は、2025年の契約は白紙になり、F2以下の
カテゴリーで戦っているアイザック・ハジャーや岩佐歩夢とリアム・ローソンを
交代させるというオプションも検討されているような感じです。
というようなことで、2025年のレッドブルとRBのドライバーについては現状は
マックス・フェルスタッペンと角田裕毅のみが確定しているようです。
本人は否定していますが、セルジオ・ペレスは2024年のシーズン終了後に引退
を考えているという話もありますから、未確定な部分が多そうです。
という事情はともかく、2025年の構想に全く名前が出ないダニエル・リカルド
はシンガポールGPをラストレースとして現実的には移籍先がありません。
RBで角田裕毅に決定的な差を付けて、レッドブルに復帰するというシナリオが
あったはずですが、ほぼ全てのレースで予選・決勝とも角田裕毅に先着すること
が出来ておらず、ポイントでも角田裕毅と10ポイント差があります。
来年のドライバーが未定なのはザウバーの1シートのみ。
ザウバーが関心を持っているのは、現在はウィリアムズチームから出走している
フランコ・コラピント(ウィリアムズは2025年はアレクサンダー・アルボンと
カルロス・サインツで確定済なので、2025年はコラピントは他のチームからの
オファー待ちです)と、ガブリエル・ボルトレト、そして今年はまだ0ポイント
のバルテリ・ボッタスが、若手二人を押しのけて再契約できるのかという状況に
なっているので、ダニエル・リカルドが入り込む隙間はありません。
元々、優勝の可能性のないチームから出走するつもりはないと言い切っている上
リザーブドライバーの立場に関心はないとも言っているので、消去法で考えると
ダニエル・リカルドがF1ドライバーを続けられるチームはありません。
レッドブルがアンバサダー契約を検討しているみたいなので、レッドブルの広報
やアドバイザーとして、残るのがもっとも現実的な選択肢だと思われます。
F1業界からの引退はないと思いますが、ドライバーとしては引退と見て間違いは
ないように思っています。
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