映画音楽 テーマ曲(タイトル曲)-1 [シネマクラブ]
感じで、一人の作曲家が全てのスコアを書く場合と、BGMとしての音楽は作曲家
がイメージに合った曲を作り、オープニングやエンディングでは別のグループや
出演者が歌う曲を流す場合があります。
「エマニエル夫人」は観客の8割が女性という異例のヒットをした作品です。
前者は「ゴッドファーザー」とか「ある愛の詩」「エマニエル夫人」などが該当
し、後者の場合はエンドロールのクレジットで音楽の担当者名とは別に、主題歌
という表現がされていることが多いです。
個人的に最初に主題歌が好きだった映画は「スター誕生」です。
2018年に作られたレディ・ガガ主演の「アリー/スター誕生」ではなく1976年
にクリス・クリストファーソンとバーブラ・ストライサンドが主演した方です。
メジャーロックスターのジョン(クリス・クリストファーソン)が、新人歌手の
エスター・ホフマン(バーブラ・ストライサンド)をサポートして、スター歌手
に育て上げるものの、エスターの人気が上昇するのに対して、ジョンは凋落して
酒浸りの負け犬状態になってしまい、最後には愛車で自暴自棄のままに暴走して
事故死してしまうという映画でしたが、この映画の愛のテーマは良かったです。
1975年に公開された「スカイハイ」の主題歌も好きでした。
ジミー・ウォングが「女王陛下の007」で二代目のジェームズ・ボンドを演じた
ジョージ・レーゼンビーが演ずるオーストラリアの麻薬組織のボスを当時ブーム
になっていたハンググライダーを使って、ビルの屋上から襲撃して爆死させると
いうアクション映画で、オーストラリアと香港の合作映画でした。
この映画の元々のタイトルは「The Man From Hongkong」ですが、日本では
タイトル曲の「スカイハイ」という題名で上映されました。
後に「マッドマックス」で暴走族のリーダー、トーカッター役や、4作目になる
「マッドマックス/怒りのデスロード」のイモータン・ジョーを演じた、俳優の
ヒュー・キース・バーンが風体の良くない刑事役として出演していました。
もう亡くなってしまいましたけどね。
「スカイハイ」をプロレスラーのミル・マスカラスがリングに登場する時の音楽
として採用したことで、ミル・マスカラスのために作られた曲を、この曲だけの
ために集められたメンバーが演奏しているというデマが流れていましたが、今は
そういう話は聞きません。演奏していたジグソーのメンバーもボーカルとドラム
を担当していたデス・ダイヤー以外は亡くなっているみたいなので、話題に出る
こと自体がないですからね、50年近く前の話です。
好きな映画の主題歌を書いていたら、延々とこの話が続きますので今回と次回の
二回ぐらいにまとめるようにしますが、今回の最後の曲は「フラッシュダンス」
の「What a Feeling」の話を書いて終わりにします。
オーディションで、初の主役アレックス役を射止めたジェニファー・ビールスが
ダンサーの夢を諦めきれず、懸命な個人レッスンによってダンス学校に入学する
オーディションに合格するという映画で、主題歌以外にも何曲かのダンス音楽が
映画の中で使用されています。
「フラッシュダンス」というタイトルの割にはダンスがフラッシュしていないと
批判を受けたりしましたが、約1億ドルの興収を挙げるヒットを記録しました。
若かりし頃に観たので、夢を持つことは大切なんだと素直に感動しました。
今のように感性がひねくれていなかった頃に観たのは良かったです。
「What a Feeling」は、正式なタイトルは「Flash Dance What a Feeling」で
「フラッシュダンス」のメインテーマ曲であることを示していて、アカデミー賞
ゴールデングローブ賞の歌曲賞を受賞しています。
歌っているのはアイリーン・キャラです。
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