映画音楽 坂本龍一 [シネマクラブ]
去年は坂本龍一、高橋幸宏の二人の元YMOメンバーが亡くなりました。
教授こと坂本龍一は71歳、高橋幸宏は70歳ですから、今の時代では決して寿命
とは言えない年齢での逝去でした。敬称を付けて書きたいところですが、ほかの
方々も敬称なしで書かせていただいているので、あえて敬称なしで続けます。
坂本龍一がYMOのメンバーとして活躍していた頃のことは、映画音楽に関わる前
(厳密にはYMOの解散前に「戦場のメリークリスマス」の音楽を担当)ですので
YMOの頃の活動については割愛します。
「戦場のメリークリスマス」では音楽を担当した他、日本軍の軍人役として映画
にも出演して、デヴィッド・ボウイとのキスシーンは話題になりました。
教授こと坂本龍一は71歳、高橋幸宏は70歳ですから、今の時代では決して寿命
とは言えない年齢での逝去でした。敬称を付けて書きたいところですが、ほかの
方々も敬称なしで書かせていただいているので、あえて敬称なしで続けます。
坂本龍一がYMOのメンバーとして活躍していた頃のことは、映画音楽に関わる前
(厳密にはYMOの解散前に「戦場のメリークリスマス」の音楽を担当)ですので
YMOの頃の活動については割愛します。
「戦場のメリークリスマス」では音楽を担当した他、日本軍の軍人役として映画
にも出演して、デヴィッド・ボウイとのキスシーンは話題になりました。
映画自体は大島渚監督の力作で、カンヌ国際映画祭でも評判になりましたが結果
としては受賞することは出来ませんでした。
その後、清国最後の皇帝だった溥儀の生涯を描いた「ラストエンペラー」の音楽
を担当し、アカデミー作曲賞を受賞しました。(日本人初)
この後も大島渚監督作品の「御法度」や三池崇史監督の「一命」などの日本映画
大河ドラマ「八重の桜」の音楽などを担当していたものの2014年に中咽頭がん
を発症したことが発表され、療養に専念するということでコンサート活動などを
中止しましたが、2015年に山田洋二監督の「母と暮らせば」の音楽を担当して
映画音楽の作曲にも復帰しました。
何度か転移した直腸がん、肺がんなどの手術を受けながらも音楽活動、執筆活動
を続けていましたが、2023年3月28日に亡くなりました。
日本映画の音楽のみならず、レオナルド・ディカプリオが主演の「レヴェナント
:蘇りし者」の音楽でゴールデングローブ賞にノミネートされましたし、韓国の
映画でも、イ・ビョンホン主演の「天命の城」の音楽を担当しています。
2021年には、ジョニー・デップと真田広之が主演した「MINAMATA」の音楽を
担当し、2023年には亡くなる前に遺した是枝裕和監督の「怪物」が公開されて
カンヌ国際映画祭で上映されました。
反核、反戦のメッセージを発表し、安倍晋三を批判していたため、いわゆる似非
右翼やネトウヨが音楽性を否定してはいましたが、安倍晋三のようなたわけ者を
支持するようなロクデナシにどれだけ批判されようが、亡くなった際に各国から
届けられた追悼文の数々が、坂本龍一の評価の全てだと思っています。
Facebook コメント
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もっと長生きして素晴らしい音楽を生み出して欲しかったです。
by 溺愛猫的女人 (2024-09-11 09:44)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
坂本龍一さんと高橋幸宏さん、日本の音楽の現場から二人が抜けた穴は
とても大きいと思います。細野晴臣さんの心痛は大きいでしょうね。
by suzuran (2024-09-12 00:12)