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映画音楽 ラロ・シフリン [シネマクラブ]

映画音楽で最初に印象に残っているのは「ジョーズ」と書きましたが、それ以前
に映画館で観た「燃えよドラゴン」の音楽も別の意味で印象的な音楽でした。
音楽の中に台詞が入っている映画のテーマ曲はありませんが「燃えよドラゴン」
は怪鳥音と呼ばれるブルース・リーの肉声が入っています。



「燃えよドラゴン」を映画館で観たのは小学生の時でした。
この映画が大ヒットして、中日ドラゴンズの応援歌として「燃えよドラゴンズ」
が名古屋地区で大ブームになった昭和49年(1974年)のことです。
実際の公開は1973年の年末からでしたが、翌年の春頃まで公開されました。


この映画のヒットを受けて、地元で開催された七夕まつりの時には露天の屋台で
プラスチック製のヌンチャクが爆発的に売れて、歩いている小学生から高校生位
の少年まで、ブルース・リーの歩き方を真似ていました。今なら笑えますね。

「燃えよドラゴン」を観て香港映画に目覚め、「ジョーズ」を見てアメリカ映画
に傾倒した後は、邦画を観ることはほとんどなく、毎週放送されていたテレビの
洋画番組で過去の作品をジャンルに関係なく見るようになり「ダーティハリー」
が大好きになって、名画座(三本立て500円とかで、過去の作品が入れ替えなし
で観られる映画館が中高生の頃はいくつもありました)で「ダーティハリー」の
三本立てとかも観て、ダーティハリーの音楽がラロ・シフリンだと知りました。



1960年代にアカデミー賞候補になっているぐらいなので「燃えよドラゴン」で
唐突に有名になったわけでもなく、どちらかと言えば香港出身の若手俳優主演の
ある意味キワモノ映画の仕事を受けたことが凄いぐらいの話です。

1976年に「さすらいの航海」1979年に「悪魔の棲む家」などでアカデミー賞に
ノミネートされていますが、現在まで受賞は逃しています。



ジャッキー・チェンのアメリカ進出作品の「バトルクリーク・ブロー」の音楽も
担当していますが、プロデューサーのレイモンド・チヨウとはブルース・リーの
作品を通しての付き合いがあったので、その関係で受けたと思います。



その後、ジャッキー・チェンがハリウッドで成功した作品の「ラッシュアワー」
はシリーズ全ての音楽を担当しています。



中高生の頃に大好きだったアメリカABC制作の「刑事スタスキー&ハッチ」でも
音楽を担当していて、曲を聴くとラロ・シフリンの作品じゃないかな?と気付く
耳に残る特徴的な音楽を作る人だという認識があります。


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コメント 4

溺愛猫的女人

中学の頃、友人が燃えよドラゴンにハマり、確か100回くらい見に行ってました。
by 溺愛猫的女人 (2024-09-07 10:36) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。

私はブルース・リーのお墓参りをするために、シアトルの墓地まで行こう
と考えましたが、英語力もないのにシアトルの郊外にあるとされる墓地に
どうやって行けるんだろうと冷静に考えて止めました。

今なら翻訳ソフトやウーバーがあるので行けるかも知れませんが、体力の
面で不安があるので、今から太平洋を渡るのは考えちゃいます。

by suzuran (2024-09-07 22:05) 

YellowDog

初めまして、「燃えよドラゴン」のテーマ曲カッコいいですよね。
音楽だけでも素晴らしいのですが、映画館で見た時、映像とマッチしてカッコいいなーと思いました。
私も愛知出身ですが、「燃えよドラゴンズ」の頃は中学生でよくラジオから流れていたことを思い出しました。懐かしいです。
by YellowDog (2024-09-08 13:48) 

suzuran

YellowDogさん:
コメントありがとうございます。

アジア系の楽器を上手く取り入れた音楽だと思います。
タイトルバックで、香港の当時の空港(啓徳空港)、九龍、ジャンクなど
香港のイメージを随所に散りばめた映像と音楽がオリエンタルテイストを
醸し出していて秀逸なオープニングだと思います。

「燃えよドラゴンズ」の頃は、歌を聞けばレギュラーのオーダーと顔が
一致していましたが、プロ野球に対する興味は失ったので、もう何年も
選手の名前も顔も分かりません。監督が立浪なのだけはわかりますが、
たまにネットニュースで読む限りでは、昭和の根性論みたいで年の割に
爺臭いことを言っているなと思います。落合監督の器ではないですね。

by suzuran (2024-09-09 20:58) 

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