ドクターフィッシュのツンツンが快感 [健康・医療]
淡水魚で本名ガラ・ルファという名前の小魚がいます。
展示飼育されている施設ではドクターフィッシュという呼び方をされているので
そういう呼び方の方が「あの魚のことね」とピンとくるかと思います。
元々は人間とは無縁な存在でしたが、トルコ共和国の温浴施設で古くなった人間
の角質を削り取って食べることで、安全に古い角質を取り除くことが出来るため
お肌が美しく若返るのを助けるという話が日本にも伝わって、それ以外にも魚が
手足の表面をツンツンと突っつく感触が、現代人に不足しがちなスキンシップの
渇望感を満足させるので癒し効果があるという解説も加わってアニマルテラピー
の元祖とも言えそうな存在になっています。
全国の温泉施設の足湯などでも導入されているところがありますし、水族館では
入館者の体験学習として水槽に手を入れることが出来る施設が多くあります。
手や足の角質化した部分、特に皮膚病で皮膚が傷んで角質化している部分を好む
ということで、マレーシアでは本格的に治療として導入されているようです。
現代人の癒しとかアニマルテラピーという言葉は、いかにも日本人が好みそうな
ワードだと思いますが、マレーシアって世界でも有数のイスラム教国ですからね
女性が人前で肌を晒すことは禁忌とされている側面もあるので、角質化した部分
だけを水槽の中に入れて、魚が角質化した部分を治療してくれるというのは男性
の医師に肌を見せるよりも気分的にも楽だと思います。
インドネシアでも食事をしながら魚に足を齧られています。
今までに長崎市のペンギン水族館、サケのふるさと千歳水族館、そして静岡市の
スマートアクアリウム静岡で、ドクターフィッシュのツンツン体験をしましたが
水槽の中に手を入れると、本当に一瞬にして素早く集まってくるのでピラニアの
襲撃みたいな感じもしますが、口も歯もとても小さい上に、直接、皮膚を噛むと
いうわけではありませんから確かになんとも気持ちいい体験です。
モゾモゾとくすぐったい感触がちょっと快感で、小さな魚がけなげに治療をする
様子を見ているのは癒やし効果があるのかも知れません。
フィリピンのシキホール島(魔女が棲む島という伝説があります)では、大きな
樹齢400年の木の下の泉(ここでは魔女が調合したラブポーションという薬草の
束が売られています)に天然のドクターフィッシュが棲んでいて、管理人さんに
10ペソ(今のレートで26円)払えば、いつまででもツンツンしてもらえます。
ということで、シキホール島に行くことを画策していますが、乗り継ぎ便が意外
に面倒だったりして行けていません。
一人で行くのもなんなんで、誰か同じような趣味の人がいないか探し中です。
という話なんですが、このような行為はアメリカだと人食い魚ということになり
法律上禁止になるんだそうです。(伝聞で正確には未確認)
レッドブルの「翼を与える」のCMで、レッドブルを飲んでも翼が生えなかった
と裁判沙汰になる国ですからね、他の国とは感覚が違うのでしょう。
初めて聞くお話しです。
by JUNKO (2024-09-01 14:52)
ドクターフィッシュのツンツン体験、くすぐったさと癒しの絶妙なバランスが魅力ですね!昔、掛川花鳥園で体験したことがあります。
by かずい (2024-09-01 19:56)
JUNKOさん:
コメントありがとうございます。
一時期はテレビでも取り上げられたりしましたが、全国の水族館で
飼育されるようになって、逆に珍しくなくなったのかも知れませんね。
個人でも割と簡単に飼えるみたいなので、大きなペットショップだと
販売しているかも知れません。
by suzuran (2024-09-01 20:49)
かずいさん:
コメントありがとうございます。
掛川花鳥園にもいるんですね。
あそこは小鳥が肩の上に止まったりして可愛いですね。
by suzuran (2024-09-01 20:53)