老化が急激に進む年齢

日本人の平均寿命は最新のデータによれば男性81.09歳、女性は87.14歳です。
単純に考えると、自分自身の残りの人生は約20年ということになりますが父親は
もっと若く亡くなり、母親は平均寿命と同じぐらいでした。



人生いろいろなんで、人それぞれに長い短いはあると思いますが、シンガポール
とアメリカの研究チームの発表によれば、老化は徐々に進行しているというわけ
ではなく、44歳と60歳の二段階で急激に老化が進んでいるそうです。

カフェインやアルコールを代謝する（分解する）能力で考えると、40歳前後から
急激に低下し、カフェインの場合は60歳前後で再び低下する、ということなので
例えば、コーヒーやお茶を飲んで興奮状態になって（覚醒して）眠れなくなると
いうタイプの人は、40歳前後を過ぎると覚醒効果が続き、60歳前後からは更に
夜眠れなくなるということになります。

アルコールであれば、40歳前後から酔った状態が長く続き、一定以上に飲酒した
場合には翌日まで残る、いわゆる二日酔いになりやすくなるということです。

個人的にはそんなにコーヒーは飲まないですし、アルコールもほとんど摂取する
ことがないので、実感としてはわかりませんが普段からカフェインやアルコール
を飲む機会が多い人は、もしかしたら実感しているかも知れません。
そういえば「最近、酒に弱くなった」というセリフは聞いたことがありますから
40歳前後、60歳前後の人が言っていたのかも知れません。

他の事例では40歳代では脂質の代謝に影響が出て、筋肉を傷める人や脂肪が蓄積
する人が増え始め、60歳代では筋肉量が低下して筋力が衰えるそうです。

俗に言われる中年太りを自覚するのが40歳代、膝関節や腰痛を発症して健康食品
のコンドロイチンとかの通販に熱心になるのが60歳代だと考えると納得性はある
と思いますが、40歳代、60歳代では、肉体の組織を繋ぎ止めるたんぱく質が変化
して皮膚や筋肉、心臓血管系の変化が起きることが原因になっていると考えられ
60歳代で疾病を発症するリスクが高くなることも分かったようです。



60歳代以降に、心臓血管系の病気（狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、動脈硬化）や
腎臓病、2型糖尿病にかかりやすくなるのも同じ理由です。

人間の体が40歳代、60歳代で老化が進むことが分かったからには、その年齢に
なったらカフェインの摂取量を減らすようにノンカフェインのコーヒーや玄米茶
麦茶などカフェインを含有しないお茶に切り替えたりアルコールの量を減らして
筋肉量を適切に保つために運動量を増やすなどの対応をすることで、老化の進行
を遅くすることが出来るみたいです。



個人的に自覚しているのは階段の上り下りの際に、手すりにつかまらないと不安
を感じるとか、生活習慣病に関係する検査結果の数値が悪くなっていることなど
ありますが、これまでの生活習慣を変えるというのは、なかなか難しいのも実際
のところなんですよね、ただ漫然と、体を動かすことも不自由になって平均寿命
まで生き永らえるより自分のことは自分でできる方が良いのは間違いないです。



普段からほとんど歩いていませんから、脚の運動は必要かなと思っています。

タグ：老化 心疾患 筋肉痛 関節痛 生活習慣病

コメント 6

階段の上り下りがスムーズに行かなくなり、ジム通いを始めました。何もしないと筋肉が真っ先に衰える気がします。
by 溺愛猫的女人 (2024-08-31 11:30) 

老化が44歳と60歳で急激に進むという話、興味深いです。年齢に応じた健康管理がますます重要ですね。
by かずい (2024-08-31 19:40) 

私は30歳前半までは二日酔いを経験しておりましたが、それ以降は皆無です。
なぜならば、筋トレをするようになったから。
筋肉をつけると体の水分量が増えてアルコール分解能力が高まるそうです。
ですが体力は、50歳を過ぎたところで急激に落ちてきたように思います。
by skekhtehuacso (2024-08-31 19:57) 

溺愛猫的女人さん：
コメントありがとうございます。

正確には記憶していませんが、44歳を超えたぐらいから階段や小さな
段差で躓いて、コケるまではしませんが、痛い目に遭うことが増えた
というような気がします。

自分で思っているほど足が上がっていないので、すり足というほどでは
ないかも知れませんが、十数センチの段差で躓くのでしょうね。

意識的に階段を上がる時は足を高く上げるようにすることで、躓くこと
は減りましたが、階段以外でも人目のないところでは足を高く上げて
歩くようにしています。

by suzuran (2024-08-31 21:04) 

かずいさん：
コメントありがとうございます。

一昔前には25歳はお肌の曲がり角、という女性向きの基礎化粧品のCMが
ありましたが、人の体の老化には節目があるようです。

44歳と60歳というのも裏付けがあるような気がするので、歩く歩数より
足を上げる機会を増やすことと、内転筋を鍛えることを目標にして日々
継続して運動するようにしています。

喉元過ぎれば熱さ忘れるタイプなので、いつまで続くかが最大の課題で
あり、重要な問題だと思っています。

by suzuran (2024-08-31 21:10) 

skekhtehuacsoさん：
コメントありがとうございます。

近所にも筋トレをするためのジムが増えています。
ちょこザップも半年ほど前に出来まして、出来たばかりの頃は駐車場に
車が置ききれないぐらいの盛況ぶりでしたが、最近は落ち着いてきたと
いうか、夕方以降は賑わっていませんね。

幸いにして膝や腰が痛いということはないので、目立たないように地道
に足を上げる運動を続けるようにしようと考えています。

by suzuran (2024-08-31 21:34)