F1-GP 2024 第14戦 ベルギーGP 決勝 [モータースポーツ]
通算で3勝目を挙げて終了のはずでしたが、レース終了後のマシンの検量の際に
最低重量を1.5kg下回る、796.5kgだったことが確定し、最低重量違反で失格と
いう裁定が出たため、2着だったルイス・ハミルトンが繰り上がりで優勝となり
今年2勝目(通算105勝)を挙げることが出来ました。
優勝したルイス・ハミルトンが「失格で勝ちたいとは思わない」と言ったみたい
ですが、ジョージ・ラッセルには全く非がないわけで、メルセデスチームとして
なんらかの正式な謝罪があったとは思いますが、お気の毒な話です。
マックス・フェルスタッペンの降格により、フロントローからのスタートだった
セルジオ・ペレスはせっかくの予選の奮闘が生かせないまま、スタートで出遅れ
マクラーレンの二人とチームメイトのマックス・フェルスタッペン、フェラーリ
の二人とジョージ・ラッセルにも抜かれて8位まで順位を落としました。
スタートでルイス・ハミルトンに置いて行かれた時点で、優勝は遠ざかった感じ
はありましたが、まさかの8着(ジョージ・ラッセルが降着になったため、一つ
順位が繰り上がって7着で確定)になるとは、本人も考えていなかったのでは?
と思いますが、この結果でレッドブルとの契約は解除になるだろうという見通し
で次のドライバーの予想が賑やかになっています。
前回でも書いたように、角田裕毅の昇格はないと思います。
2025年もRBとの契約を全うして、可能ならばランス・ストロールを追い出して
アストンマーティン/ホンダで、レッドブルを追い越す場面を見せて欲しいとは
思いますが、親の七光りかどうかはわかりませんが、ランス・ストロールが移籍
するという話はなく、引退する話も出てきません。
そうは言っても、セルジオ・ペレスはベルギーGPではファステストラップを記録
していますから遅いわけではないんですよね、ですから周囲の憶測に逆らう形で
後半戦も残留する可能性はゼロではありません。
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
5.ランド・ノリス(マクラーレン)
6.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
7.セルジオ・ペレス(レッドブル)
8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
10.ダニエル・リカルド(RB)
11.ランス・ストロール(アストンマーティン)
12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
14.ケビン・マグヌッセン(ハース)
15.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
16.角田裕毅(RB)
17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
18.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
リタイア 周冠宇(ザウバー)
失格 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
ルイス・ハミルトンが繰り上がって優勝したことで、ドライバー全員が一つずつ
順位を上げてのレース終了になり、最下位からのスタートだった角田裕毅は16位
ということで、PU一式の交換で60グリッド降格した割には四つ上がりました。
13番手スタートだったダニエル・リカルドは10位ですからね、順位を上げた数
で見れば、角田裕毅の方が健闘したという見方も出来そうです。
他のチームでは、エステバン・オコンとか、ローガン・サージェントが後半戦は
出てこないかも知れませんが、オランダGPまでには各チームのドライバーが確定
しますが、意外に何も変わらないということになるかも知れません。
結局ぺレス残留のようですね
ここ最近ずっと考えているのですがレッドブルの現行マシンの戦闘力って本当はアストンマーチン程度なのかもしれないと・・・
MAXの驚異的なドライビングで勝ってこられたので本当はペレスのリザルトの方が実態に近いのかも?
by 青い森のヨッチン (2024-07-30 20:33)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
クリスチャン・ホーナーがサマーブレイク後のオランダGPで、マシンに
乗るのはセルジオ・ペレスだと言ったみたいですね。
マックス・フェルスタッペンの275pが突出しているために129pが低く
見えてしまいますが、アストンマーティン以下のチームのポイントは
二人のドライバーを足しても、セルジオ・ペレスに及ばないわけなので
セルジオ・ペレスをダニエル・リカルドと交代させようが、現時点の
セルジオ・ペレスを超えられる保障はどこにもありませんからね。
冷静に考えれば交代する意味がないように思います。
最強馬だったディープインパクトで勝ち続ける武騎手に対して、すでに
引退しているある騎手がディープインパクトに乗れば俺でも勝てると
発言した時に、元名騎手だった人があの馬は強いけれど騎手を選ぶ馬
だから、乗りこなすのは簡単ではない、武騎手だから勝てるんだと
言った話がありますが、実はレッドブルのマシンもトップレベルの人
であっても誰でも乗りこなせるものではなく、ドライバーを選ぶマシン
なのかも知れませんね。セルジオ・ペレスが乗りこなせないのではなく
乗りこなすマックス・フェルスタッペンが凄いということです。
by suzuran (2024-07-30 21:16)