シンガポール・マニラの夏 2024年-4 [トラベル]
駐車場に車を停めて歩いている限りでは水産物は見ませんでしたが、野菜と果物
そして牛肉の巨大な肉塊というよりは、映画「ロッキー」の中でトレーニング中
のロッキーがボコボコと殴っていたような牛肉がぶら下げられていました。
肉屋さんの視線が痛かったので、米屋さんと雑貨屋さんしか撮っていません。
販売価格がグラム単位ではなくキロ単位で手書き表示されていましたが購入する
予定はない(持って帰ることが出来ない)ので金額は見ていません。
売り子さんに呼び止められましたが、ホテルで肉を焼くわけにもいきませんから
ちょっと興味はありましたが、お断りさせていただきました。
この肉市場の二階に、タガイタイ名物のブラロ(牛骨)スープの店があります。
階段を上ると左右にたくさんの店が並んでいて、メニューは全て同じような感じ
で料金も同じですから、余程通い慣れた人で好みの店の味がわかっている人以外
はどこの店でも同じだと思います。
ということで、階段を上って最初にある店で、同行者と通訳兼アテンドが二人で
計四人(ドライバーの青年も誘いましたが、恥ずかしいからと辞退されました)
だったので、4‐6人のセットを注文しました。1,900ペソでした。(約5,000円)
6人分で5,000円ですから、一人分にしたら1,000円しません。
まず、ご飯の山が6個来ました。(この時点で、2-3人分にするべきだったかと
思いましたが、時すでに遅しでしたね)
次にメインのブラロスープです。
牛骨と牛肉、太めのさやいんげんみたいな豆、空心菜のような青菜、白菜そして
輪切りにしたトウモロコシが入った大鍋のスープです。
味はとても美味しいです、豆は固いので食べませんでしたが牛肉が底の方に大量
に沈んでいて、とても柔らかく煮えていました。
トウモロコシも甘くて美味しいんですが、とにかくスープが美味しい。
ご飯とスープだけで十分にランチになるクオリティでしたが、この後にまだまだ
料理が出てくるんですよ。
セットとしては揚げ物と炒め物、煮込み料理、野菜料理を一品ずつセレクトする
ということになっていて、それにちょっと摩訶不思議な味のお茶が付きました。
紅茶でもなく、ルイボスティーとかウーロン茶でもないお茶に、甘味がたっぷり
と溶かされていて、美味しくはないんですが、なんだか後を引く味でした。
揚げ物はクリスピーパタ(豚足を揚げたもの)も選択できましたが、以前に一回
食べて脂の多さ(白い脂肪がクリーム状になっています)に撃沈したので、他の
ものを選ぶようにしてもらい、小エビのから揚げが登場しました。
ちょっと塩味がして美味しかったです。エビ好きな日本人なら誰でも食べられる
味だと思います。(エビがダメな人には無理だと思いますが)
炒め物はシシグにしました。
豚の軟骨や豚の耳、砂肝などのコリコリした素材を使って、?油ベースの味付け
で炒めた料理で、フィリピン料理の中ではアドボの次に好きな料理です。
ただ、今回のシシグは生クリーム(コンデンスミルクではないと思いますが甘い
クリームでした)がかけてあったので、好きな味ではありませんでした。
煮込み料理はアドボが希望でしたが、アテンドの二人がカルデレータが食べたい
と言ったので、ビーフカルデレータを選択しました。
見た目も味もビーフシチューですが、肉が軟らかくて美味しかったです。
最後に野菜料理です。
茄子とか人参、トマト、ズッキーニなどが煮てあって、日本なら夏野菜の煮物と
いう感じですが、フィリピンは年中が夏野菜なので、普通に野菜の煮物ですね。
フィリピンの人はあまり野菜を食べないので、野菜はかなり余りました。
6人分のセットを4人だけで食べきれるはずもなく、残った分はテイクアウト用に
まとめてもらってドライバーのお土産にしてもらいました。
極端に言えば、スープだけでもご飯が食べられるぐらい美味しかったです。
>ロッキーがボコボコと殴っていたような牛肉がぶら下げられていました。
うわぁーそれはまじまじと見つめてしまいそうです。
by 溺愛猫的女人 (2024-08-01 09:50)
シンガポール他東南アジアには行ってるのでこの様なお店は懐かしいです。
食品もいろいろ食べましたが殆ど口に合って食べられて美味しいですね。
食品の値段はお店によってですが量は爺には多すぎます。
by お散歩爺 (2024-08-01 10:57)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
以前、香港の街市でも見たことがありますが、日本の市場ではそのような
光景を見たことはないので、日本でもそういうところがあると良いなと
思います。マグロの刺身が冊の状態で海に泳いでいると思っている人が
いると聞いて、事実だとは思えませんでしたが、そのような発言をする人
が実際にいて驚いたことがあるので、牛肉も元の姿を見られる機会が
あった方が良いかも知れません。
by suzuran (2024-08-02 19:06)
お散歩爺さん:
コメントありがとうございます。
東南アジアは醤油ベース(魚醤の場合も多いですが)で味付けされて
いるので、あまり違和感を感じることはないような気がします。
食べきれるほどの量では、おもてなしとして恥ずかしいという考え方で
料理が提供されるので東南アジアでは料理の量は多いですね。
by suzuran (2024-08-02 19:09)