シンガポール・マニラの夏 2024年-3 [トラベル]
10年以上前に行ったタガイタイ(マニラ首都圏から南に行ったところにある町で
山の上にあるので避暑地として知られています)に日帰りで小旅行ということで
安全性の高い日本人が経営している旅行会社にお願いしました。
残念ながら曇り空で、空が低いです。
以前に行った時は、ゴーゴーバーのガードマンが車を出して、ドライバーとして
連れて行ってくれましたが、途中で雨が降り始めたためワイパーを動かした途端
にワイパーのブレード部分が飛んで行くというコントのようなことになったので
今回は安全第一で選択しました。
タガイタイの代表的なポイントはタール火山とタール湖ということになります。
世界で一番小さい(公式な記録ではありません)とされているタール火山の噴火
活動によって出来たカルデラ湖がタール湖ということで、現在でも噴煙を上げる
活火山のタール火山を見下ろす、ピープルズ・パーク・イン・ザ・スカイが最初
の目的地ということになります。
上までは行けないので、駐車場に車を停めて上まで上ります。
多くの人で賑わっていました。
マニラから高速道路を走って、約1時間半でタガイタイに到着しました。
ここからさらに坂道を上ると駐車場があり、さらに上にあるピープルズ・パーク
・イン・ザ・スカイまでは、坂道を歩いて上るか、相乗りのジプニーに40ペソを
払って乗って行くかの選択になります。(金額は曖昧です)
ピープルズ・パーク・イン・ザ・スカイは有料施設なので、入口で入場料を払い
さらに、その後でジプニーの乗車賃を払わないと傾斜のきつい坂道をよれよれと
上らなければならないので、元気な若者でなければお金を払うのが正解です。
過酷な環境になるとお金で済むならお金で済まそうと考えるようになります。
標高700mの高地とはいえ、そこはフィリピンですからマニラと比べれば涼しい
ものの山を歩いて上るには暑いので、ジプニーに乗りました。
後ろの方に乗りましたが、前の人にお金を渡すとドライバーの手元までお客さん
がリレー方式でお金を渡してくれるので、料金箱にお金を入れるより楽です。
電気自転車のトライシクル(自転車の横側にサイドカーが付いていて、行き先を
言うと目的地まで走ってくれる乗り物)が登場してジプニーは淘汰されつつある
と聞きましたが、まだまだ派手な装飾と黒い排気ガスのジプニーは、かなりの数
が現役としてマニラの街中でも郊外でも走っていました。
ジプニーは天井が低く、丸くなって座っていないといけないので長く乗ることは
無理だと思いますし、行き先を見てどのルートを通るのかを判断するのは不慣れ
な旅行者には無理だと思うので、公共交通機関として利用することはないです。
タガイタイは涼しくて過ごしやすいので、芸能人や富裕層が所有している別荘や
高級コンドミニアムが点在しています。
この施設は元々はマルコス政権の時代に、あの1,000足の靴コレクションで有名
なイメルダ夫人が主導して、迎賓館として建設されていた建物で、完成する前に
失脚して海外に逃亡してしまったために廃墟のようになっていますが、上からの
景色が良いので、タガイタイ市が観光施設として管理しています。
タール湖を見下ろす場所にあり、養殖の生簀なども見えます。
活火山のタール火山からは煙が出ているのも確認できます。
最上部にはキリスト像があり、さすがにクリスチャンが80%以上を占める国だけ
あって、イエス・キリスト像は大切な存在として設置されているようです。
キリスト教以前に宗教自体にすがる気もなければ、興味もないので階段を上って
キリスト像のところまで行こうとは思いませんでしたが、キリスト像の大きさは
約3メートルもあるそうで、階段を上って懺悔でもしたら、今までの人生の中で
自覚もなくやらかしてしまった諸々の罪が赦されたかも知れません。
本人に自覚がなければ、その時点で罪にはならないと思いますけどね。(適当)
一通り景色を見て、さすがに坂道を歩くにしても下に下ることは出来ますからね
帰りはジプニーに乗ることなく駐車場まで戻りました。
この次はランチタイムとして、タガイタイの名物料理を食べに行きました。
眺めが素晴らしいですね。
by 溺愛猫的女人 (2024-07-31 10:36)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
避暑地でもあり、観光地でもありの場所で、イメルダ元大統領夫人が
迎賓館のつもりで造っていた場所ですからね、もしも当時の計画通りに
政府の迎賓館が出来ていたら、一般観光客は絶対に見られない景色になる
はずだった景色ですからね、絶景なのは間違いないです。
by suzuran (2024-08-01 00:49)