体調次第では危険なニンニクの効果 [健康・医療]
というように記憶しているのですが、最近ではガーリックトーストとか、朝から
ニンニクを使った軽食や焼肉、キムチに代表される韓国料理などが定着してきて
いますから、女性でも抵抗なくニンニクを多用した料理を食べていますね。
以前は、ニンニクを好んで食べる人というのは精力増強としての効用に期待する
男性が多かったために、正直なところあまり良いイメージがなかったという部分
もありましたが、今では本当にごく一般の食材になっています。
ニンニクは古くから「魔よけ」として使われていたぐらいで、いろいろな場面に
おいて効果のある野菜としても知られています。
とても有名な吸血鬼除けのお守りとしての効能は、実は衣服や家につく虫除けの
意味があったと言われていますし、ピラミッドや万里の長城を建造した人たちの
栄養源は、ニンニクの効果だと言い伝えられている部分もあります。
料理の話に戻して、ニンニクを使った料理は一般的にはスタミナ料理と呼ばれる
ことが多く、ニンニクで下味をつけただけでスタミナ炒飯という名前が付くのも
不思議と言えば不思議な気がします。根拠はありませんからね。
韓国料理では、カルビやプルコギと一緒に生のニンニクが供されヤンニンジャン
という味噌をつけて、焼いた肉を野菜と一緒に、エゴマやサンチュの葉に巻いて
食べますが、これも日本ではスタミナ料理と表現していました。
では、このニンニクの力というのはどこまでが本当なのでしょうか?
その根拠とされるのはニンニクの栄養素の中に「アリシン」です。
この成分は体内でビタミンB1と結合する事によってアリチアミンという物質を
作り、疲労回復に効果があるとされていますが、名前から想像がつくと思います
が武田薬品のアリナミンという栄養剤の原型でもあります。
アリナミンを飲むと、なんとなくニンニク臭が感じられるような気がします。
また、ニンニク注射ってありますが、あれも同じような成分です。
このように聞くと、ニンニクは確かに疲労回復効果のある食品なんですが大量に
摂れば良いというものではないということは、薬効があると言われている食品に
常に付きまとう話です。過ぎたるは及ばざるがごとしとも言います。
生のニンニクをかじると、強い辛みを感じるので普通はやりませんが、それでも
ニンニクパワーとか言って、あえて生で食べたがる人がいますが刺激が強すぎて
口内の粘膜がただれたり胃壁が荒れて胃痛に苦しむことになります。
また、赤血球を壊すという副作用があります(犬がネギを食べた時と同じです)
そのため、出血もしていないのに貧血症状になるということになります。
これは、出血性の病気によって体調を崩している人には深刻な事態になります。
出産後に体力が落ちている人に、元気をつけてもらおうてニンニク料理を主体で
食べさせたことによって、重度の貧血のため死亡したという話もあるようです。
元気になってもらいたいと思って、ニンニク料理を工夫した結果として、さらに
悪化させてしまっては全ての努力は水の泡です。
効果が高いと言われる食材は、なにに対してどのような効果が高いのかを調べる
と同時に禁忌となる症状についても調べることが必要だということですね。
夏場はよくニンニクたっぷりの餃子を作ります。夏バテ防止に効いてるような気がします。
なるほど取り過ぎはいけないんですね。
by 溺愛猫的女人 (2024-06-21 11:25)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
アリナミンの素ですから効果があるのは確実だと思います。
ホイル焼きにするのが、中まで火が通るので美味しく食べられますね。
アルミホイルが脳の中に蓄積して脳がダメになるという話もありますが
それだけアルミホイルを摂取しようと思ったら毎食、アルミホイルで
包んで焼いた肉や魚を食べなければならないので、脳がダメになるより
前に飽きてしまいそうな気がします。
生食は胃を傷めるので禁忌ですね。
by suzuran (2024-06-21 23:43)