SSブログ

機内持ち込み手荷物の液体とは [トラベル]

飛行機に乗る時の注意点として、ペットボトルの持ち込みが制限されるのは多分
誰でも知っている単純な話なんですが、液体の持ち込みは50ml以下で、尚且つ
透明なチャック付き袋でないと持ち込み禁止という規則があります。

airport_security.jpg

爆弾製造なんて考えたこともない一般人からすれば、そんな規則になんの意味が
あるのか?と言いたいところですが、ある特定の液体と特定の物質(あえて品名
は書きません)を機内で混ぜ合わせることで、強力な液体爆弾が出来てしまうと
いう事実があるので、規制されるのはもっともだと思いますし、自分が疑われる
のは嫌なので、疑わしきものは持ち込まないようにしています。


でも、中には固形物なのか液体なのか微妙なものがあるのが難しい点です。
例えばプリンを機内に持ち込もうとした場合は、液体だから没収(廃棄処分)と
されるので、もしも持っている場合は手荷物検査の前に食べちゃった方が良いと
いうか話も聞いたことがあるので、なるべく詳細に禁止物品は表示してもらえる
とありがたいと思いますが、テロリストに手の内を明かしたくない空港警備側は
あまり詳細には液体の定義が表示されていないように思います。

airport_security-liquids1.jpg

ということで、全ての事例を知っているわけではありませんが実際に見聞きした
例をいくつか書いておきますので、空港に行く時に荷物(預託手荷物は別です)
を纏める時の参考にしてみて下さい。

まず、例に出したプリンですが、これは液体に分類されているので訪問先からの
お土産として買った場合は手荷物ではなく、預ける荷物に入れないと没収です。

ゼリーも大体は同じ扱いになりますが、もう少し固めになっている水羊羹の場合
固形物に分類されているので手荷物で可能です。
最近になって主流になっているジュレは確実に液体です。

乳製品ではチーズは室温では溶けないので固形物ですが、バターは室温で溶ける
ので液体に分類されています。北海道のお土産にありそうです。

同じように乳製品を使った食品ではシュークリームは固形物ですが、生クリーム
を泡立てるホイップクリームは液体に分類されているので、カスタードクリーム
を使ったシュークリームは持ち込めますが、生クリーム使用のシュークリームや
生クリームのケーキは持ち込めないということになります。

airport_security-liquids2.jpg

後、嗜好品では黒胡椒は当然、固形物になりますが柚子胡椒は液体になりますし
切干大根は固形物なのに対して、キムチは液体に分類されています。

鮭フレークは固形物になりますが、塩辛は液状化した成分が多いので液体として
分類されるので手荷物としては持ち込めません。

同じ海苔でも焼き海苔や味付け海苔は固形ですが、佃煮になると液体に分類され
水分のないカリカリ梅は固形物ですが、水分の多い梅干しは液体の扱いになって
飛行機の機内には持ち込むことは出来ません。

というように、水分の含有具合によって対応が変わる分類があるのは事実なので
空港の検査係員によって対応が変わるということもあり得る話ですが、基本的に
液状化しやすいものは液体というように認識をすることで、せっかく買った商品
を廃棄しなければならないという無用なトラブルが防げるかと思います。

airport_security-liquids3.jpg

なお、この基準はあくまでも自分自身の周囲で聞いた話なので、運用方法に変更
があるかも知れませんし、検査員の経験によって変わるかもしれません。
あくまでも参考程度としてお考え下さい。


nice!(64)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

nice! 64

コメント 8

青い森のヨッチン

機内持込でなく預けてカーゴルームに搭載される荷物も同じような基準にしないと何らかの起動装置によって爆発物となるのは同じですよね

by 青い森のヨッチン (2024-06-03 21:52) 

そら

プリンは液体なんですよね。台湾にとても可愛いプリンが売ってて、御土産にしたかったのに、「液体」だと最終日に気づいて、泣く泣く1個だけ必死に食べて、容器を持ち帰りました。わかっていたら、毎食プリンにしてたのにw
ケーキはやはり検査官さんの裁量でしょうか。何度か持ち帰った事あります。
いつも色々教えてくださってありがとうございます。
by そら (2024-06-04 07:58) 

溺愛猫的女人

コンタクトの洗浄液もダメと言われ、ビックリしたことがあります。
by 溺愛猫的女人 (2024-06-04 10:22) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

液体の場合は客室内で調合できるので、より危険性が高いという見方と
以前、普通の水道水をサリンだと言ってハイジャックした間抜けの事件
があったので、出来るだけ液体は載せたくないのだと思います。
by suzuran (2024-06-04 21:18) 

suzuran

そらさん:
コメントありがとうございます。

プリンとかゼリーは普通の感覚なら個体だと誰もが思いますね。
最近流行りのジュレは、どのように言い訳しても液体だと思いますが
固めのプリンはお目こぼしして欲しいですね。

ソウルから帰る時、一緒にいた人はレトルトパックのお粥が指摘されて
没収されました。スーツケースの奥の方に仕舞い込んでも、X線で確認
するとバレちゃいますからね、やはりどうしても持ち帰りたいものは
預託荷物にするしかないですね。

by suzuran (2024-06-04 21:23) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。

医療器具の場合は、多少緩くなるとは聞きますが、コンタクトレンズの
洗浄液だと、液体そのものなのでダメなんでしょうね。

航空会社でも差があって、以前、マニラからコンビーフを持ち帰ろうと
したところ、ジェットスターはダメだと言われました。

日本国内に畜肉は持ち込めませんが、密封して加熱処理されている物は
検疫でチェックしてもらえば持ち込み可能なはずなんですが、この時は
ジェットスターの規定でダメだと言われました。

実際に日本航空では全く問題なく持ち帰ることが出来たので、航空会社
によっても可否が分かれるというのは止めて欲しいです。

by suzuran (2024-06-04 21:30) 

skekhtehuacso

私は冬に徘徊する際には、肌がカサカサになるので保湿ローションを100円ショップで買った小さいボトルに入れ、ご指摘の通りチャック付きのビニール袋に入れて飛行機に乗ります。
搭乗検査ではいつも「これは何ですか?」と聞かれるので、「またか!」と思いつつも毎回毎回同じ説明をしています。
by skekhtehuacso (2024-06-04 22:10) 

suzuran

skekhtehuacsoさん:
コメントありがとうございます。

保湿剤とか、アルコール消毒液など、個人によって必需品の違いはある
ということについて、ある程度は認識を共有してもらって、その都度
説明をしなければならないという煩わしさからは解放されたいですね。
by suzuran (2024-06-09 20:12) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved