国際線・燃油サーチャージの謎 [トラベル]
原油価格が多少なりとも下がり気味になり、円相場が一時期よりは円高傾向に
振れたこともあり、国際線の燃油サーチャージが6月から下がります。
燃油サーチャージの算定基準として、航空燃料(ケロシン)のシンガポールの
市況価格の2か月間の平均を、2か月間の為替レート平均で円換算した際の金額
が基準金額よりも高い金額であった場合に、燃油サーチャージとして差額分を
徴収すると定められています。

ということは、航空燃料のシンガポールでの市況価格に差はなく、為替レート
についても、航空会社ごとに差があることはないはずなので、少なくとも日本
を拠点にする日本航空と全日空は燃油サーチャージの金額は同じはずです。
振れたこともあり、国際線の燃油サーチャージが6月から下がります。
燃油サーチャージの算定基準として、航空燃料(ケロシン)のシンガポールの
市況価格の2か月間の平均を、2か月間の為替レート平均で円換算した際の金額
が基準金額よりも高い金額であった場合に、燃油サーチャージとして差額分を
徴収すると定められています。

ということは、航空燃料のシンガポールでの市況価格に差はなく、為替レート
についても、航空会社ごとに差があることはないはずなので、少なくとも日本
を拠点にする日本航空と全日空は燃油サーチャージの金額は同じはずです。
が、もっとも近距離の国際線であるソウル線でさえ、日本航空は片道4,100円
であるのに対して全日空は片道3,500円ということで、往復で1,200円の差が
あるわけで、この違いはなんなんでしょうね。(2023年4月~5月発券分)
大韓航空だと片道4,400円、アシアナ航空だと4,520円になり、さらに高額に
なるのですが、韓国の航空会社の場合でもシンガポールの市況価格という基準
は変わらないはずなので、為替の違いが出ているのかも知れませんが、それに
しても日本の航空会社で統一されるわけでもなく、韓国の航空会社でも金額は
バラバラというのは、やっぱりおかしいと思います。
さらに、利用者の多いLCCの場合だとどうなるかなんですが、イースター航空
だと片道4,100円、エアプサンも片道4,100円、チェジュ航空も片道4,100円と
申し合わせたように同一金額なので、全日空が一番安く、日本航空と韓国LCC
は同額、韓国のメガキャリアは飛び抜けて高いということになります。
どうして、そのような差が出るのか?燃油サーチャージについて詳しい解説を
してくれる人がいたら、是非聞いてみたい疑問です。
2023-05-06 20:38
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同一国内でこれだけ差があるということは知りませんでした。
企業ごとの戦略的な価格設定が許容されているのですね
by 青い森のヨッチン (2023-05-06 16:59)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
偶然、日本航空と全日空が違いがあることを知って、韓国線だけですが
調べてみたら随分と違いがありました。
基本的にはシンガポールのケロシン価格が基準で、円相場も同じなはず
なんですが違っているのが不思議でした。
日本と韓国では円とwonの為替差額があるとは思いますが、それでも
大韓航空やアシアナ航空とLCCは違いが出るのが謎です。
ヨーロッパ線やアメリカ線は、もっと大きな差がありますし南アジアや
東南アジアでも日本の航空会社でも違うし、海外の航空会社だとさらに
違うので、ツアーならともかく、航空券を買う場合はよく調べないと
本当に高いか安いかは判断が難しいですね。
by suzuran (2023-05-07 01:54)