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福岡・柳川の鰻のせいろ蒸し [限定・季節の食材]

ウナギの産地と言えば浜名湖産というのはよく聞く話なんですが、実際に全国
で最大の生産量の都道府県は鹿児島県で、2019年は7,057トンでした。
二位は愛知県で4,315トン、その後に続くのが宮崎県の2,856トンということ
になっていて静岡県は1,536トンで4位です。



県別では二位ですが、市町村別では愛知県西尾市の一色町がトップブランドに
なっていて「一色産うなぎ」は愛知県の水産物の代表的な存在です。

という話がしたいわけではなく、ウナギの産地としては有名ではありませんが
ウナギ料理で有名なのが福岡県柳川市。ちなみに福岡県は12トンでした。


柳川と言えば、約400年以上前に城下町として整備された際に作られた、お堀
をめぐる川下りで知られる水郷で、川下り観光をした後のウナギのせいろ蒸し
が名物料理として知られる街です。



福岡の中心街の天神から西鉄電車利用で乗り換えなしで行ける小旅行の行き先
としても知られていますが、やっぱり柳川に行くなら川下り(今の時期ならば
こたつ舟が用意されています)をして、船着き場の近くにあるウナギ料理の店
で、ウナギのせいろ蒸しや柳川鍋を食べたいものです。



ウナギのせいろ蒸しは、こんがりと焼き上げたウナギの蒲焼と錦糸卵の具材を
しっかりとタレの染みこんだご飯の上に乗せて、せいろで蒸し上げて作るので
タレが染みて熱々のご飯と、ふんわりとほぐれるウナギの蒲焼が混ざり合った
美味しさが堪らないです。

あまりの美味しさに、お店に免許証を落としてきてしまい、宅配便で自宅まで
送ってもらったことがあるぐらい美味しいです。(単なる不注意)

単品料理で、柳川鍋(柳川で食べるので本場というか、発祥の地で食べること
になるのかと思いますが、元々は江戸料理で、最初に考案した板前さんが福岡
柳川出身だったので、柳川鍋と言うようになった説があります。諸説あるので
本当の真実はわかりません。)もあってドジョウの生前の姿を思い浮かべると
ちょっとだけ躊躇しましたが、折角の旅先なんだからと頼んでみたら、泥臭さ
は全く感じず、ゴボウ一緒に卵でとじられたドジョウは美味しかったです。

但し、お店によっては丸(ドジョウを生きてた時のそのままの姿で煮るので
骨も全部一緒に煮てある。)で出るみたいなので要確認かな。

頭を落として割いてあるドジョウは抵抗無く食べられますが、そのままの姿で
出てきたら、個人的には引きますね。。

単品で4,000円ぐらいで、肝吸いとか有明海の珍味などが一品付いた定食だと
6,000円を超す値段になってしまい、気軽なランチではありませんが旅行先で
美味しいものを食べるのも旅行の楽しみですからね。

柳川に行くのなら、ウナギのせいろ蒸しは是非食べていただきたい逸品である
と、今回は普通に美味しいウナギ料理の話を書きました。


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