F1-grand prix 2023年・第1戦 バーレーンGP 決勝 [モータースポーツ]
先週の合同テストで、今年はアストンマーティンが三強の一角に食い込むこと
になりそうだと言われていて、フリー走行から予選まで、昨年までとは明らか
に違ったマシンに仕上がっていることが実感できました。
フロントローは、昨年の多くのレースを再現するように、レッドブルの二人が
並び、チーム体制も変わって、今年こそはマシンの優位性を生かして優勝争い
の常連として戦うことを目指すフェラーリの二人が二列目を独占しました。
今迄の例ではレッドブル、フェラーリ、メルセデスが三列目までを独占すると
いうパターンでしたが、今年は異変が起きました。
5番手にアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが入り込むという状況
どころか、8番手にランス・ストロールが入るぐらいなので驚きです。
シーズン前には、レッドブルの昨年型モデルであるRB18のパクリ疑惑が出て
レッドブルのコンセプトを取り入れれば、どうしても似てきてしまうみたいな
アストンマーティン関係者のコメントもあったような気がするので、開き直り
とも言えそうな気がしますが、それだけ話題になったマシンですから去年より
速いのは当然だと見た方が正しい見方だと言えるのかも知れません。
アルピーヌに移籍して、念願のトップチームと闘えるマシンを手に入れたはず
のピエール・ガスリーは予選で最後列からのスタートになりました。
予選1回目で17番手、さらにトラックリミット違反で、17番手のタイムは抹消
されての20番手(最下位)スタートでしたが、最終的に9位まで挽回したのは
マシンが良いのか、ピエール・ガスリーの技量なのかという感じです。
フェラーリはマシンは速く、ドライバーは優秀なんですが、結果が出ない流れ
が今年になっても続いていて、シャルル・ルクレールはスタート直後は2番手
まで上がりながらリタイヤしてしまいました。
大差をつけて優勝したマックス・フェルスタッペン、その後を追走して2着で
ゴールしたセルジオ・ペレスの二人で、今年のレースの大半は優勝するのでは
というぐらいレッドブルは強かったと思います。
フェルナンド・アロンソが3位で入賞しましたが、シーズン中盤の夏休みまで
の間に、必ず一度はチーム内で揉め事を起こすと思うので、レッドブルの優勝
を阻むのはフェラーリかメルセデスだと現時点でも思っています。
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