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さまよう刃【2009年・日本映画 】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

主演は寺尾聰さん、寺尾聰さん演ずる最愛の一人娘を殺された長峰を追う刑事
に竹野内豊と伊東四朗が扮して、少年法を考える映画になっています。


何故か、通常の予告編が見つかりません。

大切な一人娘を拉致されて薬物を打たれて凌辱され、弄ばれた挙句に殺されて
遺棄されるという極限状態に追い詰められた父親が、自らの手で犯人を裁くと
いう重いテーマなので、娯楽作品とは言えません。


犯人が未成年であるがために、偶然通りかかった女性を拉致・暴行し殺害して
欲望のままに罪を犯しても極刑どころか、法定刑にも問われないという法理を
決して受け入れることの出来ない父親が自ら、猟銃を手に取り事件を起こした
少年たちを順番に追い詰めて死を持って償わせるという内容で、今のご時世は
実際にどこで起きてもおかしくない話だと思います。

映画の内容に絡めて、現在の日本の法律の問題として思うことは、あくまでも
個人としての見解ですが、女性に対する暴行に対する刑罰が軽すぎます。
そして事件として立件するまでの過程に於て、被害者がさらに傷つけられると
いう理不尽が解消されていないのが実態です。



性犯罪の立証や刑罰の対象となる行為、年齢などが多くの支援者の協力の元で
徐々に進展はしていますが、その進み方は亀の歩み寄りも遅いです。

性犯罪者の傾向として女性が苦悶し抵抗することにより強い快感を得るという
快楽型犯罪の要素が強いわけですが、名前を出すのは止めときますが政権与党
の女性国会議員までが「女性は平気で嘘を吐く」なんて言っている国ですから
性犯罪者に対して寛容で優しい倒錯した法体系になっています。

個人的には婦女暴行の事実を認定された時点で、刑務所に収監する禁固刑では
なく社会の安全保障という意味合いで去勢することが加害者・被害者の双方に
意味のあることだと思っています。

そして、刑罰の上限を死刑にまで引き上げ、女性の心を殺す犯罪として、殺人
と同等の量刑が相当であり、特に複数の女性を暴行した被疑者に対しては当然
極刑が言い渡されるのが相当だと考えています。

未成年者に対する保護という視点は、犯罪の内容によっては必要な場合もある
かも知れませんが、少なくとも他人に対して危害を加えるような犯罪を犯した
場合には、未成年とか成年の区別なく、刑罰を受けるのが人として社会生活を
営む上での責任であり、女性に対する犯罪の厳罰化という視点も非常に重要で
あると思っていますので、映画のラストシーンについては納得できません。

加害者の人権は大切かも知れませんが、それ以上に被害者の人権は大切である
と思いますので、現実的には警察は加害者であろうと射殺される対象になった
場合には守らなければならないのが職務であるのは承知の上で、それでも映画
なんですから、父親の視点で終わって欲しかったです。

ここまで書いてしまうとネタバレそのものですが、10年以上前の映画ですから
映画の内容からもう一歩踏み込んだ視点で、この映画を観て欲しいと思うので
このような紹介文になってしまいました。



韓国でもチョン・ジェヨン主演でリメイクされているので、次はリメイク版の
方を観てみようと思っています。


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