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パンサラッサがサウジカップ(GⅠ)で優勝 [競馬]

世界の競馬の中で、もっとも賞金の高いレースはサウジアラビアで開催される
サウジカップ(GⅠ)なんですが、そのレースに出走した日本産、日本調教馬
のパンサラッサが13頭出走中6番人気でしたが、優勝しました。



所属厩舎は栗東の矢作厩舎、調教師は矢作芳人師で、厩務員は池田康宏厩務員
馬主は広尾レース、そしてジョッキーは吉田豊騎手でした。


パンサラッサの父は、社台スタリオンステーションの看板種牡馬になっている
ロードカナロアで、母はアイルランドから輸入されたミスペンバリーです。
パンサラッサは2019年9月21日にデビューしましたが、勝ったのは3レース目
で、3歳時にはあまり目立った活躍はありませんが、4歳時に福島記念(GⅢ)
に優勝して5歳になってから中山記念(GⅡ)とドバイターフ(GⅠ)で優勝
という結果から晩成型と見ることが出来るかと思います。



昨年の天皇賞・秋でイクイノックスに続いての2着に入りましたが、有馬記念
ではなく、香港カップ(GⅠ)を選んで、10着と惨敗したこともあり、休養を
挟んで約二か月ぶりのサウジカップで、予想以上の結果を出しました。

距離適性は1800mから2000mと思われ、2回目のダートレースで優勝している
ことも考慮の上、次のレースは芝コースかダートコースか、どちらを選ぶのか
なんですが、現時点ではドバイターフを目標に調整するようです。

なお、同日に開催されたリヤドダートスプリント(GⅢ)に出走したリメイク
に騎乗した福永祐一騎手は、このレースで現役生活を終えました。
両親や家族に心配をかけ続けてきた騎手生活を無事に終えることが出来たのが
やはり一番嬉しかったようなコメントでした。

お父さんの福永洋一元騎手は、天才ジョッキーと言われながら落馬事故による
大きな怪我のために、重い後遺症が残りましたから、健康に騎手を務めあげて
引退することが親に対する最大の親孝行だとか言われると、じーんと来ます。

パンサラッサのドバイターフの健闘と福永調教師の今後の活躍に期待します。


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