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2023年・プレシーズンテスト バーレーン3日目 [モータースポーツ]

例年なら、もう1回(3日間)のプレシーズンテストがありますが、今年は年間
23レースが計画されていることもあり、来週には開幕戦というスケジュールが
組まれていますから、今回の3日間で予想外のトラブルが出たチームは一週間
で対策を立て、修正をしなければならないということになります。




最終日の午前中のトップタイムはフェラーリのシャルル・ルクレール。
カルロス・サインツも前日には好タイムを記録して、フェラーリは昨年に続き
マシン自体の出来栄えは上々という感じで、ドライバーも二人ともマシンとの
相性は良い感じで、後はチームクルーが去年のようなミス連発をしないように
チームが統率されれば、優勝候補の一角になるのは間違いないでしょうね。




レッドブル・ホンダもマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスともに
今年のマシンについて去年のRB18以上に好感触を持っている感じで、タイム
を短縮するよりもロングランのペースを掴むことに集中しているようです。
ということは現時点でマシンに問題はなく調整に時間をかけていることになり
マックス・フェルスタッペンの三年連続チャンピオンか、セルジオ・ペレスの
初めてのワールドチャンピオンの可能性もあるかも知れません。



そして去年はポーポイズ現象に悩まされ、完全に克服することは出来なかった
メルセデスですが、今年も現時点で完全に解消できているかはわからない感じ
で、油圧のトラブルやタイヤの問題、マシンバランスのばらつきなど、マシン
の信頼性と安定性に少々難ありな感じはあります。



過去の実績からミッドフィールドでマクラーレンやアストンマーティンなどの
カスタマーチームと争うようなことにはならないと思いますが、開幕戦で優勝
というのは、ルイス・ハミルトンのコメントなどからは感じられます。

去年4位のマクラーレンは、ゴリ押しルーキーのオスカー・ピアストリが期待
されたほどの見せ場が現時点ではない気がします。ランド・ノリスも今一つな
感じで、MCL60は今のところは速いとは思っていません。



5位のアルピーヌもピエール・ガスリーを迎えて、チームフランスとして船出
しましたが、肝心のマシンの方があまりピリッとしないみたいですね。

6位のアルファロメオは、あまり印象的ではなかったカラーリングがキリッと
引き締まって周冠宇も短時間ではあるもののトップタイムを出して、去年より
ステップアップしそうな雰囲気はありますが、小さなマシントラブルが目立つ
ので信頼性の点では及第点に足りない気はします。



7位のアストンマーティンは、ランス・ストロールの骨折で躓きましたね。
元々、そんなに速いドライバーでは無いもののレギュラードライバーが開幕戦
に出られないというのは、ちょっといただけない感じです。

現在は文句の出ていないフェルナンド・アロンソですが、シーズン半ば以降に
マシンについてか、チームクルーについて余計なことを言ってチームの雰囲気
をネガティブな方に向けそうなそんな気がします。

フェラーリでも、マクラーレンでも、去年のアルピーヌでも自分のマシンだけ
調子が悪いとか必ず自分を棚に上げた発言をしているので、今年も同じように
言わなくて良いことを言いそうな気がします。

ハースは、復帰したニコ・ヒュルケンベルグがレギュラードライバーとしての
実力をどれだけ発揮できるか?というところかなと…代役として出走した際は
好成績を出しているので、実力と運は持っているはずなんですが、レギュラー
として出走していた時は割と地味な存在だった記憶があるので、今回の復帰で
リザーブドライバーとして出走した時のような走りがコンスタントに出来れば
ハースはミッドフィールドの中でトップクラスのチームになるかもです。

そしてアルファタウリ・ホンダは、パワーユニットはホンダなんですからね。
レッドブルと同じエンジンを積んで、年間9位はないだろうと思うわけです。
角田裕毅がピエール・ガスリーが去った後で、どこまで伸びることが出来るか
それによって、チームと角田裕樹自身の立ち位置が決まると思います。
ニック・デ・フリースは合同テストでは、トップから7秒差の最下位でしたが
それは参考程度として、デビュー戦の結果を見てからの話ですね。

ウィリアムズは去年までと比べて確実に進化していると思います。
ニコラス・ラティフィは契約更新がなく、アメリカからルーキーとしてチーム
に加わったローガン・サージェントのデビューが注視されることになります。
アレクサンダー・アルボンは、去年は病欠もあったりして万全ではない一年を
過ごしたわけですが、チームメイトも変わって、心機一転コンストラクターズ
ランキング最下位脱出という点も含めて、侮れないことになるかもです。

来週の開幕戦が楽しみです。


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lamer

アイルトン・セナ???
いつになっても忘れないでしょうね。
F1のフアンなら。
by lamer (2023-02-28 16:51) 

suzuran

lamerさん:
コメントありがとうございます。

個人的にアイルトン・セナは別格の人です。
全く会ったことも無い人が亡くなって泣いたのはセナの時だけです。

イモラで事故死した時の所属チームであるウィリアムズは、一昨年まで
マシンの先端部分にセナの「S」を付けていましたが、前に進みたいと
いう理由で外しましたが、その代わりに、2022年からマクラーレンは
セナのロゴをマシンに付けています。

1995年から、セナを忘れたF1関係者はいないと思います。
若いファンはわかりませんが、鈴鹿サーキットで優勝した当時の頃から
F1を追いかけているファンもまた、好きか嫌いかはともかくとしてセナ
を忘れることはないでしょう。

by suzuran (2023-02-28 22:08) 

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