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ゴジラvsコング【2021年 アメリカ映画】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

「ゴジラ・キングオブモンスターズ」を観て、もうゴジラ映画は観ないぞ、と
心に誓ったはずでしたが、アメリカでの大ヒットの状況を伝える記事を読んで
想像以上に好評な感じではあるな…と、ちょっと上から目線で、稲沢市にある
ユナイテッドシネマ稲沢で観ました。
現在は上映されていないので、配信中の動画サイトの情報を書いています。



でも、身長100メートル以上のゴジラに対して、たかだか身長25メートルほど
の大猿でしかないコングが対抗できるわけがなかろう、と大きさの違いが無理
なんて思っていたはずのが大間違いで、ゴジラがギドラと決戦を交えていた時
集合したタイタン(怪獣)たちとは行動を共にすることなく、髑髏島で順調に
成長したコングは、ゴジラと同レベルの身長100メートル超の大猿に進化して
ゴジラとキングの座を争うレベルの巨大怪獣になっていたのでありました。


ということで、そこまで勝負の準備が出来ているのなら観ても良いかなという
相変わらずの上から目線で映画館までお出かけしました。
ちなみに、コロナ禍ということもあり土曜日にも関わらず、観客は10人以下の
寂しさでしたが安全・安心というコンセプトには適合していました。

静かに暮らしていたはずのゴジラが、突然海から姿を現して、アメリカにある
ハイテク企業のエイペックス社を襲撃、怪獣の探査組織であるモナークは何故
ゴジラがエイペックス社を襲ったのかの理由が分からないため困惑します。

エイペックス社のCEOはモナークに接近し、地球の危機を救うために髑髏島の
コングを地底世界に放つことによって、タイタン=怪獣たちの故郷を探り出し
怪獣たちが人類とは別の世界で平穏に暮らせるようにするための手伝いをする
と申し出て、コングを髑髏島から連れ出して南極へと移動させようとします。

古い祖先から敵対するゴジラとコングということで、コングの動きを察知した
ゴジラはコングを移送する艦隊を襲撃、激しい戦いを繰り広げますが決着には
至らず、コングは南極へと到着し、地底世界へと入っていきます。

そして、なんだかんだとあるわけですが、前作でモスラと心を通わせた少女の
マディソンが友人の蛇口少年ことジョシュと、陰謀論の解析に熱中するあまり
エイペックス社に警備員として潜り込んだバーニーと一緒にエイペックス社の
陰謀を暴くためにエイペックス社の中枢に潜り込み、そこである実験に遭遇し
点と点が繋がって線になった時、香港にゴジラが来襲、地底世界からゴジラの
背びれで作られた斧を持って復帰したコングとの因縁の対決が始まり…。



というような展開になり、制御不能になったメカゴジラが見境なく香港の街で
大暴れをしてゴジラとコングとの最終決戦へと続いていきます。



感想としては、話を盛り込み過ぎて一つ一つのエピソードが未消化のまま前へ
進み続けるということになり、それぞれのパートが凝縮されることなくかなり
大胆に(好意的な表現)編集されています。

約二時間の尺にまとめるには盛り込み過ぎだと正直なところ思います。
ゴジラとコングの因縁の対決編と正義の味方になったゴジラ&コングが狂った
コンピュータ制御のメカゴジラを成敗する世界防衛編の二回に分けた方が話が
判りやすかったと思いますし、より丁寧にまとめられたと思います。



短い尺の中に無理やり押し込む感じだったので、日本代表選手の小栗旬はほぼ
台詞はなく、白目を剥いてトランス状態のまま感電して死亡という残念な役で
終わってしまいますし、中国代表選手のチャン・ツィーなんて、事前の情報で
出演しているはずだったので、どこに出てくるかと思っていたら全カットとか
あり得なくない?と思いますが、ギャラさえもらえればOKなのかな。

ということで、大雑把にまとめられた映画で監督の技量不足なんじゃないの?
なんて思ったりしますが、それでも世界で興収500億円を突破しているみたい
ですからね、ゴジラとコングのネームバリューは凄いですね。



コングが高層ビルに上るシーンとか、過去の作品に対するリスペクト的な映像
が多用されている他、「ダイ・ハード」の1シーンを再現したりとか、今作品
の監督のアダム・ウィンガードは、本当に映画好きな人なんだなということは
とてもよく理解できました。

CGはさすがのレジェンダリー【ジュラシックワールドシリーズも撮っている
ので出来は良いです】ですが、ストーリーは詰め込み過ぎ感が強いです。
単純にゴジラが街中で暴れて最後に勝って最強であることを証明して見せれば
それでいいんだよ、と割り切れば100点の映画です。


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