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グリース【1978年・アメリカ映画】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

「サタデーナイトフィーバー」の話を書いたら、後は連鎖的にと言うか、当時
の人気作品が繋がって出てきたので、懐かしく再見しました。



ジョン・トラボルタが24歳、ヒロインのオリビア・ニュートン・ジョンが30歳
その年齢で高校生の役を演ずるというのも、結構大変だったのではないかなと
今でも思いますし、映画館で初めて見た時はオリビア・ニュートン・ジョンが
逆に老けて見えて歌手としてステージに立つ時の方が若く見えるじゃないかと
思ったぐらいでしたが、あれはメイクが失敗だったのかな。

1950年代のハイスクールが舞台なので、音楽も当然50年代のロックンロール
ということで、映画の設定上、50年代のリズムに合わせて踊れる若手の俳優を
探したもののブレイクダンスやディスコダンスが主流の世の中で、約20年前の
踊りを短期間の練習で習得することなど元々無理ということで、結局のところ
50年代に青春時代を謳歌していた俳優をキャスティングしています。


そんなわけで、出演している高校生の大半が40歳前後なので、若作りメイクが
一番手間がかかったというような話をパンフレットで読んだのか、当時の愛読
雑誌だった「ロードショー」(集英社から発行されていた映画雑誌で、現在は
休刊か廃刊になっています)で読んだ記憶があります。

ジョン・トラボルタが演ずるダニーと、オリビア・ニュートン・ジョン演ずる
サンディはサマーバケーションの避暑地で出会い、恋に落ちますが、それは夏
の終わりと共に別れが来る儚い恋に終わり、それぞれが現実へと戻ります。

新学期になって、ダニーが通う高校にサンディが転校して来ます。
オーストラリアに行くはずのサンディは話が変わってアメリカに残り、ダニー
の通う学校に転校してきたのでした。

ダニーは学校でタバコをふかす不良グループのメンバー。
久し振りの再会、純情なサンディの前で虚勢を張るダニーに幻滅するサンディ
日本の60年代の日活映画にありそうなシチュエーションで話が進みます。

なんだかんだで、二人はダンスコンテストのパートナーになりますが、ここで
またひと悶着ということで、まんま青春映画(アメリカの)という感じです。



最後まで書いてネタバレをしても、特にどんでん返しがあるわけでもないので
構わないとは思いますが、まだ見たことがない人がいるかも知れないので一応
内容については、ここまでにします。



ちなみにタイトルの「グリース」は、車の潤滑油のことで、アメリカの50年代
の若者はポマードではなく、車のグリースで髪型を整えていたということから
若者の必需品がグリースだったというお話です。



オリビア・ニュートン・ジョンは、乳がんを患い、複数回の手術を受けました
が完治することなく、今年、天国へと旅立ってしまいました。



個人的には「グリース」や「フィジカル」の派手な化粧で無理やり感を感じた
セクシー路線よりも「水の中の妖精」の頃のような爽やか路線の頃の方が好き
でしたが、今でも時々、歌を思い出すぐらい好きな存在でした。


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みうさぎ

ジョン・トラボルタに似てる人昔いてなんか逢う度吹き出してしまいました。なんでだろ?懐かしい時代です。オリビアさん残念です。水の中の妖精だったのですね。
by みうさぎ (2022-11-25 09:57) 

suzuran

みうさぎさん:
コメントありがとうございます。

ジョン・トラヴォルタって、カッコいいかと聞かれると、特にハンサム
というわけでもなくて、一歩間違ったらエキストラと間違えられても
おかしくないぐらいのレベルだと思うんですけどね、あの頃はなにか
熱病に侵されたように人気でしたね。

サタデーナイトフィーバーに出る前には「キャリー」で苛め側の嫌な奴
で出演していて、パーティーでキャリーがキレた後に死にました。
そういう役の方が似合うかもね、という感じでした。

オリビア・ニュートン・ジョンは、恋人がどこかで行方不明になったり
乳がんになったりして、不幸が続いたのが気の毒でした。

by suzuran (2022-11-26 01:11) 

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