サタデー・ナイト・フィーバー【1977年・アメリカ映画】U-NEXT 見放題

1977年、下積みの端役俳優だったジョン・トラヴォルタを一躍メジャースター
に押し上げた映画で、サウンドラックアルバムの売上が累計1,500万枚を突破
して、日本では「小さな恋のメロディ」の「メロディー・フェア」ぐらいしか
知られていなかったギブ兄弟のビージーズを大ブレイクさせた作品です。



映画の内容自体は、そんなに感動的なストーリーがあるわけでもなく一昔前の
青春映画（今の視点だったら二世代ぐらい前の感覚かな？）という感じですが
金曜日までは死に物狂いで働いて（この映画の頃は週休二日制なんてない時代
なので休みは日曜日のみ、土曜日は大企業で半日、普通は仕事）休日の前日で
ある土曜の夜に、ディスコへ繰り出してスターになる青年の話でした。
今の若い世代の人だと、休日の前は金曜日でしょ？と思うのが普通ですね。

さらに、ディスコという言葉は今ではクラブに置き換えられていますからね。
若い世代の人には、ディスコという言葉も意味不明かも知れませんが、個人的
にはクラブという表現になってから、ドラッグだとか、女性に薬物を飲ませて
準強姦とか、そういう如何わしいところになった印象はあります。



サタデー・ナイト・フィーバーが大ヒットして数年後に、週休二日制になって
金曜日の夜こそ弾けちゃうぜ！みたいなノリで「イッツ・フライデー」という
映画が公開されましたが、こちらは音楽も俳優も魅力的ではなくコケました。

この「サタデー・ナイト・フィーバー」の中では、ビージーズ以外のグループ
とか歌手の作品も起用されていて、その中の一つがトランプスという大所帯の
グループで「ディスコ・インフェルノ」という曲も大ヒットしました。



ビージーズの三人も、すでに二人が亡くなっていますが、特にモーリス・ギブ
は2003年に腹痛を発症して病院に搬送されたものの腸閉塞と心不全を併発して
病院が的確な治療方針を決定する前に危篤状態になり、緊急手術をしたものの
命を救うことが出来ず、まだ53歳で亡くなりました。

後、映画の内容とは全く関係ありませんが、心不全によって倒れた時の対処の
仕方として、一番肝心なのはAIDを使用するのが適切だと思いますが、周囲に
無い場合は心臓マッサージが有効なのは誰もがみんな知っているでしをうね。
この心臓マッサージを一定のリズムで実施するのに役立つのが、ビージーズが
作った「サタデー・ナイト・フィーバー」の劇中歌の「スティン・アライブ」
だということで、この曲をかけながら心臓マッサージをすると救命率が上がる
とは書かれていませんでしたが、頭の片隅で覚えておくと良いかもです。



この後、しばらくはディスコに行って盛り上がろうぜ、みたいな場面で映画の
「フィーバー」という部分から「フィーバーする」という表現がありましたが
今では死語なんじゃないかな。パチンコだと今でも使うんでしょうかね？
パチンコとか行かないのでわかりませんが、そもそもパチンコでもフィーバー
なんて表現は使っていないかもね。

ジョン・トラヴォルタはこの映画のヒットで、トップレベルの俳優の仲間入り
をして大好きな飛行機のライセンスを取得、自家用機を自分で操縦して海外の
プロモーションにも出かけるようなお金持ちになりました。

個人的にジョンのダンスが上手か下手かはよくわかりませんが、ダンス映画の
「グリース」に主演して、オリビア・ニュートン・ジョンと共演しています。

タグ：サタデーナイトフィーバー ジョン・トラヴォルタ ビージーズ ディスコブーム ダンス

コメント 2

懐かしいですね。映画を見に行きました。フィーバーはもう死語ですか？同年代の人には言えますね（苦笑）。

by newton (2022-11-24 15:23) 

newtonさん:
コメントありがとうございます。

映画はテレビとU-NEXTで何回か見ていますが、映画館に行って観た
というわけではありません。サントラ盤は買いました。

この頃は私は高校生で、同級生でディスコに行っているのは、頭の前方
にひさしを作っている男子と、スカート丈が足首まである女子ぐらい
だったので、かなり敷居が高かったので無理でした。(笑)

若かりし頃の青春的な存在ですが、個人的には「フラッシュダンス」の
ほうが乗っかれましたね。まだまだ夢も希望もあった時代でした。
by suzuran (2022-11-25 00:32)