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ただ悪より救いたまえ【2020年・韓国映画】U-NEXT 399円 [シネマクラブ]

「イカゲーム」で最後まで生き残ったイ・ジョンジェが、命乞いをする獲物を
殺すのが堪らないと言い、吊るして腹を裂くのが流儀という殺し屋の役。
「ベテラン」「コクソン」のファン・ジョンミンは、国家情報院所属の工作員
で役割は指示に従い標的を抹殺する暗殺者の役。



そこに「地獄が呼んでいる」のペ・ヨンジェ役で注目されたパク・ジョンミン
がバンコクのゲイクラブで働きながら、性転換手術を目指すゲイ役(話の中で
重要な役回り)で出演ということで、NETFLIXで近いうちに観られるのかな?
という気がしないわけでもなかったのですが、暗殺者と殺し屋が殺し合う展開
の映画ということで観ました。


ストーリーはそんなに複雑ではなくて、東京のヤクザ「コレエダダイスケ」が
女性を何人も殺害する悪党ということで、ファン・ジョンミン演ずるインナム
に暗殺指令が出され、インナムは最後の仕事として受諾し、仕留めます。



インナムは最後の仕事をした報酬を受け取り、暗殺者の仕事を引退して海外で
穏やかな生活を考えますが、暗殺者になる前に別れた恋人(バンコク在住)が
殺害され、娘(別れる前に出来た実子)が誘拐されて、行方不明という情報を
聞いてバンコクに飛び、娘を探します。

それとは別にインナムが暗殺したコレエダダイスケには、人を殺すことを生業
とする弟レイがおり、兄を暗殺したインナムに復讐をするために、インナムの
娘が誘拐されたという情報を聞きつけてバンコクへと向かいます。

元恋人に投資話を持ちかけていた不動産屋、不動産屋と結託して娘を誘拐した
ベビーシッターなど、指を切り落とす拷問で娘の足取りを追うインナム。

そのインナムの痕跡を辿って執拗に追いかけるレイは、インナムの娘が臓器の
密売目的で売られたタイのギャング組織のアジトでインナムと接触し、二人の
揉め事の間に、タイ人の組織構成員の何人かが殺され、タイ警察、犯罪組織と
インナム、レイがそれぞれに行方を追い、壮絶な銃撃戦、刃物による殺し合い
が展開される、という血にまみれた韓国映画お得意のリアリティのある映像が
続きますが...そうは言っても抑制気味の表現なので、映画の中で刺された場所
思わず押さえてしまうほどの痛々しさはありません。



この暗殺者と殺し屋の殺し合いは、関係した人たちがことごとく殺されていく
という悲惨な状況が続きますが、その道程の中でインナムを案内するガイド役
を務めるゲイのユイ(パク・ジョンミン)が、狂言回し的な役割を担っていて
血まみれな映画の中に、時々、息抜きポイントを作ってくれています。



インナムは、娘を救い出すことが出来るのか、レイとの決着は?という部分は
ラスト20分間の重要な部分なのでお話はしませんが、巻き添えになって一番の
被害者は初老の小児科医だろうなということだけ言わせて下さい。



白竜がほんの少しだけの台詞ですが出演しています。
一度だけライブに行きましたが、映画俳優としてよりも、歌手としての白竜を
もう一度観たいと思っています。


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