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ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 【2022年・アメリカ映画】 [シネマクラブ]

この映画は劇場公開時に観ようと思っていたのですが、なかなか機会がなくて
約一か月後に映画館に行こうと思ったら、なんと字幕版は夜の一回のみ上映と
いうことになっていて、朝から夕方までは吹替版しかありませんでした。

若かりし頃から洋画は字幕というのが常識になっているので、出演する俳優の
声がイメージと全く合わない吹き替え版を見る気はなく、仕方ないので暫くは
我慢して動画配信サービスで配信されるまで待つことにしていました。

マニラに行くことになり、機内エンタテイメントのラインナップで、この作品
が上映されていることを知って、日本航空の機内サービスで観ました。


恐竜たちが野に放たれてから数年後の時代、恐竜たちの生活圏と人間の生活圏
が重なることで、いろいろな不具合が起きている他に、恐竜たちの復活と共に
遺伝子操作の影響を受けたイナゴが大量発生して、地球上の全植物がイナゴに
よって食い尽くされてしまう懸念が広がっている時代が舞台になっています。





ヴェロキラプトルのブルーに子供が出来ますが、その子供をさらう密猟者たち
を追跡し、ブルーの子供を救出するために遺伝子工学を研究するバイオシン社
へと潜入するオーウェンが主役ですが、過去のジュラシックパークシリーズの
主要キャストだった、エリー・サトラー博士、イアン・マルコム博士、そして
アラン・グラント博士が登場する総集編だとされていますが、プロデューサー
のフランク・マーシャルは「ジュラシック・ワールド」としては終わるものの
「ジュラシック」シリーズに終わりはない、みたいな発言をしていますからね
恐竜たちとの共存を探る物語は終わらないように思います。



今までに登場していない新しい恐竜が何種類も登場して、それだけでもかなり
観る者の感情を高ぶらせてくれますが、ストーリーの中に激変する環境問題を
取り込んだり、最初の「ジュラシック・パーク」で、システム担当のネドリー
から恐竜の遺伝子を買い取ろうと暗躍していたルイス・ドジスンが、設立した
バイオシン社が悪事の中心になっていて、その代表であるドジスンがネドリー
と同じく、ディロフォサウルスの餌食になったりと、シリーズ全体を通しての
関連性があり、シリーズ全体を見ている人に対するサービス精神もあります。



インジェン社では、インドミナスレックスを創り出し、ロックウッド研究所に
移ってからはインドミナスラプトルを創造して、ハイブリッド恐竜を創り出す
ことに情熱を傾けていたヘンリー・ウー博士が「人類は大きな過ちを犯した」
として贖罪の意味もあり、特大のイナゴを絶滅させるためイナゴを死滅させる
遺伝子を組み込んだイナゴを開発する良い人になっていたのは科学者の良心を
見た気がして良かったです。


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