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スタジオジブリの好きな映画「思い出のマーニー」 [シネマクラブ]

愛知県の長久手市にある愛・地球博記念公園内に開業した「ジブリパーク」は
開業前の予想を裏切ることなく、すでに12月のチケットも売り切れという盛況
ぶりで、ジブリファンの人は入場チケットを確保することが第一の関門という
状況にあるようですね。



「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の、三つのエリアに分かれて
それぞれに2,000円(土・日・祝は2,500円)、1,000円、1,000円の入場料が
必要ということで、一日4,000円から4,500円が必要になりますが、それでも
東京ディズニーリゾートと比べれば半額程度なので、超人気のテーマパークの
料金としては妥当なのかも知れません。


愛知県在住の人は、毎月27日が「愛知県民デー」として設定されているために
27日に都合のつけられる人はチケットを獲得する確率が高くなるので、狙い目
だと思いますが、それでも抽選は実施されているみたいなので、希望者全員が
入場できるのは当面先になりそうですね。

そんな大人気のジブリアニメの中で、一番好きなのは「千と千尋の神隠し」で
あることは間違いありませんが、二番目に好きなのはほとんど支持者のいない
「思い出のマーニー」だったりします。



興行的にはスタジオジブリの作品としては物足りない成績だったのは、確かな
ことなんですが、思春期の少女の揺れ動く気持ちを描写しているという意味で
宮崎駿監督とは違った感性ではあるものの、他人と上手くなじめない気持ちを
丁寧にすくい上げるような優しさが伝わるとても良い映画だったと個人的には
評価している作品で、積み重ねられた伏線が解き明かされていくラストシーン
へと、なんとなく結末は想像がついても人を想う描写に感動する映画でした。



女子の思春期というか反抗期というか、小学生の高学年から中学生ぐらいまで
の心理状態を実感できるのか?と問われたら、私は女子ではないので完全には
理解することは難しいのですが、それでも自分自身が好きになれなくて、本当
に思っていることとは裏腹なことをしてしまって、親や周囲の大人たちに指摘
されることもなく自分自身が一番後悔しているけれど、そのことに対して何か
言われることがまた心の中で棘になって突き刺さるということで、自分が嫌に
なってしまうような経験は女子に限らずとも、いわゆる反抗期という自分では
制御できない感情が湧き上がる経験は多くの人が共感できるんじゃないかな。

北海道の瑞々しい緑が広がる夏の風景、死の恐怖を感じてしまうぐらいの突然
の雷鳴と大雨の質感、そしてジブリアニメで不可欠な美味しそうな料理の数々
そんな映像の中で誰よりも大切で大好きな存在に出会い、その出会いによって
自分自身の存在がいかに多くの愛情によって守られ、大切にされ育まれている
のかということに気付いた12歳の少女、杏奈のひと夏の貴重な経験を描いた
この映画は余韻という部分ではジブリのアニメの中で一番だと思っています。

映画の中に織り込まれた一つ一つのキーワードを順に繋ぎ合わせて行くことで
マーニーの正体は誰もがわかってしまいますが、それによって映画自体の魅力
が減じられることは無く、ラストの10分間ほどでは、とても温かい気持ちで
映画に入り込める作品です。



重箱の隅をつついて悦に入るタイプの人には絶対に向かない作品と思いますが
先祖のこと、亡くなった肉親との思い出を家族で共有できる映画です。


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