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フラッシュダンス【1983年・アメリカ映画】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

1983年...私が21歳の時、まだ夢見るお年頃に観たので、とても心に響く映画
でしたというか、あの頃の日本の若い世代は、大半が正社員で家族を持つとか
車を持つとか、ヨット(ディンギークラスね)を趣味にする、になんてことは
夢以前の話だったので、俳優になりたいとか、そんなことを言っている知人も
実際にいて、役立たずの政治家によるアベノミクスなどという投資家、経済界
を潤すことしか考えない愚策によって年収が100万円以上下がっている現在に
この映画が若者の心を弾ませるられるのかはわからないですね。



昼間は鉄工所で溶接工、夜になるとナイトクラブでダンサーの仕事をして夢は
プロのダンサーになること、と明確な夢を持って日々トレーニングに励む女性
アレックス(ジェニファー・ビールス)が主人公の映画です。
主題歌はアイリーン・キャラが歌って大ヒットしました。




バレエ学校の志願書をもらいに行ったものの、そこで並んでいる人たちを見て
正式なダンスを習ったことのない自分に自信を持てず、願書の受取をためらい
それでも夢を諦めることに葛藤するアレックス。

ナイトクラブでアレックスを見て、好感を持った社長に職場で声をかけられて
社長と交際を始め、バレエ学校の入学試験の話をすると社長から夢を諦めるな
と勇気づけられて願書を提出すると、その様子を見ていた社長は、文化委員に
電話をするシーンがあり、アレックスにオーディション受験の通知が来ます。

名前以外にダンスの経歴はなく、バレエ学校に行ったことも無いアレックスの
願書で書類選考を通過し、オーディションに呼ばれる可能性は低いものの社長
の電話にどれだけの効果があるかはわかりませんが、オーディションの通知が
来たアレックスを前日から予約していたと祝宴に誘う社長。

社長が裏で手を回したことを疑うアレックスはオーディションを受けないこと
を社長に伝えます。この時の社長の台詞「夢を捨てるのは知るのと一緒だ」に
若かりし私は大きく頷いたのでした。(これは個人の感想です)

オーディションの辞退に悩むアレックスが、ずっと相談し慕っていた祖母の家
に行くと、前夜に亡くなったことを知らされ、アレックスはオーディションを
受けることを決意します。そして...というのが映画のストーリー。



ジェニファー・ビールスは、オーディションで主役の座をつかみ、この作品の
ヒットで映画の内容と同じく、スターになるかと思いましたが、その後大きな
作品の主役を演ずることは無く、というか割とマイナーな作品の端役で映画に
出演しているのが実際のところです。特にスキャンダルに巻き込まれたという
話も知らないのですが、なにかキャスティング不都合なことがあったのかな?
という印象を今でも引きずっています。

監督のエイドリアン・ラインは、この作品後「ナインハーフ」「危険な情事」
などの監督をして、「危険な情事」は、今ならばストーカーとされる、執拗に
つきまとう女性を描いたスリラー映画でヒットしました。

この映画がヒットした当時は、ジャズダンス、ブレイクダンスがブームになり
それまでは、ダンスが趣味の人しか知らなかった、レオタードとダンス教室が
大流行になり、SONYのCMで流れた「Overnight Success」も流行りました。



「フラッシュダンス」というタイトルなのに、ダンスがフラッシュしていない
という批判の声もありましたが、わかりやすくて夢のある映画で好きでした。
夢を捨ててはいけない!というのがテーマであって、ダンスがテーマの映画と
いうわけではないので、特に問題だとは思いませんでしたね。



そもそもダンスシーンは吹き替えでしたから、そんなの騒ぐなよということで
映画自体の良さには影響はなかったと思います。


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