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ブラザー【2017年・韓国映画】NETFLIX [シネマクラブ]

マ・ドンソク主演の映画ですが、破壊力のあるパンチが炸裂するのは一瞬だけ
弟役のイ・ドンフィと凸凹コンビの兄弟を演じるコメディですが、韓国独特の
家系や本幹(名字の始祖)などの伝統に対する不満や家族の繋がりなど根深い
テーマを絡めて、親子の情を描いた映画です。



マ・ドンソクは塾の講師をしながら宝物を探索するトレジャーハンター。
地面を発掘するための機械を買って借金を作りながらも、宝物を見つけて転売
すればお金は返せると考える楽天的な性格の長男で、名前はソクポン


イ・ドンフィは土地開発から工事までを仕切るゼネコン勤務で、道路開発用地
の収用を担当しているものの仕事が遅く、後輩にバカにされながらも勤務する
会社勤めを解雇されそうになるものの一族郎党の所有する土地の開発同意書を
受け取れば、ドイツ支社に栄転が約束されている次男、名前はジュボン。
「エクストリーム・ジョブ」で、元海兵隊のヨンホ刑事を演じていました。

夢を追う長男と賢い次男の元へ、父親が亡くなったという知らせが届き、次男
の車で田舎へと向かう途中、女性を車ではねる事故を起こし、病院へ運ぼうと
したものの女性が途中で降ろしてもらえば良い、と言ったので、兄のソクポン
が名刺を渡して実家へと向かいます。この時の女性がオ・ロラです。
オ・ロラ役のイ・ハニも「エクストリーム・ジョブ」でチャン刑事でした。

実家に帰るのは以前、母親が亡くなった時に葬儀のために帰って以来。
葬儀の際には父親と喧嘩をしたため、結局、母の最期の姿を見ることも出来ず
追い返されたことから父親、親戚など親族を嫌っており、父親の葬儀のために
帰ったとはいうものの、ソクポンは家の下に埋まっているはずの金の仏像探し
ジュボンは土地利用の同意書への署名と押印が本当の目的でした。

二人がそれぞれの思惑のために動き回ると、その先々にオ・ロラが現れて二人
にアドバイスをしたり、村で唯一の遊具であるブランコに乗り背中を押させて
ブランコで遊んだりして、存在感を高めていきます。



という感じで話が進み、家系図とか、うるさい親戚とか日本でも田舎に行くと
見かける「面倒な親戚付き合い」と面倒な葬儀が描かれるのが前半。

映画の後半はオ・ロラの正体の謎解きと、二人がそれぞれの目的を果たせるか
という部分がメインになってきて、サプライズな出来事が何度も続いて起きて
超ハッピーではないものの、優しい気持ちで最後を見られる映画でした。

個人的にはドラマ「ジャスティス」のト・ジハン検事役だったオ・マンソク
「イカゲーム」の暴力団員チャン・ドクス役のホ・ソンテ、「王宮の夜鬼」で
パク従事官(良い役)「ソボク」で、冷酷なアン部長(悪役)のチョ・ジウン
など他の作品で見た人がたくさん出ていて親しみやすかったです。


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